「猫背と膝痛(変形性膝関節症)」の意外な関係

「猫背」の方は要注意、体が前のめりになりO脚になる

猫背の方の膝痛率は高くなります。なぜか?猫背を作り出す体のバランスは外側重心を象徴しておりそれはそのままO脚になることを意味するからです。猫背=O脚です。結果膝痛や変形性膝関節症につながっていきます。猫背が酷くなっている方の膝痛はなかなか深刻になっている可能性があり長期的に見る必要があります。とはいえ外側重心の要である股関節を中心に癒着、硬直を取り除けば問題ありません。

猫背とは

脊椎は本来、まっすぐな円柱状の形態をとってはおらず、生理的な弯曲を持っている。頚椎は前弯(脊椎は正確な円柱よりも前方にはみ出している、前方が弧で後方が弦のカーブ)、胸椎は後彎(脊椎は正確な円柱よりも後方にはみ出している、前方が弦で後方が弧のカーブ)、腰椎は再び前弯し、仙骨は後弯に相当するカーブを持っている(仙骨だけは成人では骨性に結合してひとつの骨になっているため、可動性がない)。

『猫背』はこのうち、胸椎の後弯が生理的な範囲よりも大きく曲がったものであり、円背ともよばれる。

田舎に行くと「猫背」を通り越して「くの字」に曲がった老人がいるがほぼ膝痛予備軍

田舎に行きますと農家の方々で高齢者の方に猫背を通り越してくの字に背中が曲がってしまっている高齢者の方を見かけます。そのような方々の多くは既に膝痛(変形性膝関節症)持ちか膝痛予備軍です。恐らくほとんどの方が極度のO脚になっていて膝に負荷を背負っています。この場合ある一定の閾値を超えると膝に痛みを覚えます。

猫背でかつ膝痛になったら「局所療法」「対処療法」は効かないと考える

猫背でかつ膝痛になってしまった方は局所療法、対処療法では先ず膝痛は改善しないと考える必要があります。身体に中心軸がなく外側重心になっておりこれを改善しなければ先ず治療は不可能です。身体のバランスからパラダイムシフトしなければ膝痛は改善しません。猫背であることで益々バランスの悪さが強化され膝痛を重くしています。

猫背と膝痛の共通点
体幹が欠落している
外側重心で脚の外側が硬直している
前重心で脚太腿の前面が硬直している
肩が張り出している(上半身の外側重心)

まとめ

猫背と膝痛(変形性膝関節症)には関係があります。それは姿勢の悪さ=筋肉の異常であり、変形性膝関節症も筋肉の異常から起こっているからです。膝関節が歪み変形するのは関節自体が勝手に歪むのではなく支えられている筋肉が影響して歪み変形するわけです。ですから姿勢の悪さ=膝痛(変形性膝関節症)と言い切ってもいいぐらいなのです。もしもあなたが膝痛になりなおかつ猫背ならば猫背が治るぐらいに姿勢を良くしてみてください。気合や根性では猫背は治りません、一つ一つの筋肉をケアすることで徐々に徐々に猫背を改善していきます。猫背ではない状態になれた際には恐らく膝痛も改善されているはずです。

最後に

[「猫背と膝痛(変形性膝関節症)」の意外な関係]というテーマで今回はブログを製作しました。猫背と膝痛に関しての関係を説く医師は恐らく日本にはいないはずです。この記事もかなりレアな記事になるはずです。ですが実はこの記事は変形性膝関節症の本質を突いています。要は筋肉の異常が膝痛を起こすこと、筋肉の正常化が膝痛を解消することを証明できる理論なのです。猫背を治す=膝痛を治すなのです、是非一度トライしてみてください。