膝痛(変形性膝関節症)になったら歩いた方がいいのか?いけないのか?

膝痛(変形性膝関節症)になったら「歩くこと」は辞めた方がいいのか?

膝痛になったら先ずは歩くことを避けることが賢明です。多くの方は間違った歩き方をしていますから歩けば歩くほど膝痛は酷くなるはずです。多くの方は脚の外側に重心を作り歩いています。そのため歩けば歩くほどに脚は歪みます。結果ますます膝痛は激しくなるのです。

全く歩かなくなったら「筋力」が衰えてしまうのではないか?!

全く歩かなくなってしまったら筋力が衰えてしまうのではないか?というご質問を頂くケースは多々あります。答えは「その通り」です。全く歩かなければ日々筋肉は衰えます。ですが多くの急性膝痛はしばらく歩くのを辞めれば解消しますからそれを待つ方が賢明です。

「先ずは急性膝痛を解消する」その上で正しく歩ける身体を作り慢性膝痛にならない脚にする

先ずは急性膝痛を解消するために休むこと、安静にすることが重要です。そしてそれを改善した上で正しく歩ける脚を作り上げます。股関節から正しく脚を作り上げることで慢性的な膝痛を改善します。当院では股関節外側から始まり脚外側、内側の筋バランスを整え根本から膝痛を改善します。

ウォーキングのメリットデメリット

メリット デメリット
身体全身に筋力が付く 歪みが助長され膝痛は酷くなる
正しく歩けば体幹、内側に筋肉が付く 膝関節を支える筋肉が付くわけではないため膝痛改善にはならない
代謝が良くなりダイエット効果に 歩き方が間違っていると歩けば歩くほどに身体は歪み膝痛に

まとめ

変形性膝関節症について正しくメカニズムを理解すれば歩いた方がいいか歩かないほうがいいか?という疑問は無くなります。変形性膝関節症は筋肉の異常が主な原因です。ですからこの筋肉の異常を歩くことで解消できるならば歩いたほうがいいということになり、異常を解消できなければ歩かない方がいいということになります。異常とは何か?硬直、癒着、緊張、痩せ細りです。これらの異常が膝関節を歪ませ、関節内の軟骨を磨耗させ痛みを発生させています。当院ではこの筋肉の異常を施術で解消していきます。筋肉の異常部位に刺激を加えて異常から正常に変えていきます。一つ一つの筋肉の異常部位を解消していくことで膝関節の変形を解消、整ったバランスに切り替えていきます。膝関節の変形を解消することができますと関節内の軟骨の磨耗を防ぐことができ痛みも引いていきます。

最後に

変形性膝関節症を運動で改善するという考え方は世界の常識、日本以外の先進国では当たり前のことです。ですがそれは=ウォーキングではありません。ウォーキングは膝関節に負担が大きいため逆に痛みを助長してしまう可能性があります。世界の常識として行われている運動療法は膝関節に負担をかけない、例えば寝て行えるような筋トレになってきます。これはただ専門家の指導が必要であり素人が見よう見真似でやっても難しい点はあります。