「膝痛(変形性膝関節症)を緩和する靴」とは?

膝の痛み(変形性膝関節症)を緩和する靴は「運動靴」

靴は適度な柔軟性、クッション性があることが重要です。固い靴ですと脚に負荷がかかり必ず筋肉が硬直します。すると脚が歪みO脚、X脚に。結果膝の痛みは激化します。膝にとって重要な要素は歩きやすいこと、不必要な負荷が脚にかからず歩いた後に疲れないことが最も重要になります。

痛くなった後に「痛みが取れる靴」はあるのか?

いままでヒールやペタンコ靴、革靴しか履いていなかった方は、運動靴に変えるだけで膝痛は軽減されるはずです。ですが今までも運動靴を履いていてかつ膝痛を抱えている方は靴を変えて膝痛が軽減することは稀です。すでに大きな歪みが脚に生じている可能性があります。

 

靴で痛みを軽減できないときは筋肉の「硬直」「癒着」を取り除き痛みを解消する

靴で痛みを軽減できない場合は、体を正しい状態にもっていく以外に痛みを軽減する方法はありません。股関節周辺の筋緊張を取り除き、脚外側の筋肥大を取り除き、脚内側の筋力を再強化することで歪みを解消し膝痛を解消します。

  膝痛を緩和する靴の条件
クッション性が高いこと⇒膝関節に負担をかけない
靴底にある程度の柔らかさがあること⇒足底筋の運動
ブーツやヒールのように足首を固定しない靴であること

まとめ

変形性膝関節症に有効な靴はあるか?ということですが変形性膝関節症は膝関節のクッションの病気です。クッションである関節軟骨が磨耗することで磨耗粉が発生し炎症を起こしています。ですからクッション性の高い靴を履けば膝関節内のクッションを守ることができ変形性膝関節症にとって有効です。クッションが壊れた状態が膝痛なのでいかにクッション性が高い靴を履くかどうかです。当院ではクッションである関節軟骨の機能を回復するために筋肉の異常を施術で解消していきます。筋肉の異常とは強張り、癒着、硬直、痩せ細りなどです。これを施術で刺激を与え一つ一つ解消していきます。筋肉の異常が解消されていきますと膝関節の形状も整い関節内の軟骨や半月板も磨耗がなくなり痛みも引いていきます。どのような靴を履いてもクッションである半月板や軟骨が痛まないように導いていきます。

最後に

膝痛に有効な靴を履いたらできれば脚を動かすあらゆるストレッチをしてみて下さい。開脚、アキレス腱を伸ばストレッチなどあらゆる方向に脚を伸ばすことによって変形性膝関節症は緩和していきます。日本を除く先進国では運動療法が主流です、運動療法とは身体を伸ばしたら動かしたりすることで変形性膝関節症を治していくということです。日本では未だに保存療法と呼ばれる時間稼ぎのような治療が行われていますが世界では違います。この事実を重く受け止めて確実に膝痛を改善してもらえればと思います。