「坂道が多い地域」に住む方は膝痛(変形性膝関節症)に注意

坂道は脚力が鍛えられるが放置すれば筋肉が固まり膝痛になりやすい

坂道が多い地域、山間部に住む方々は膝痛に注意が必要です。坂道、特に下り坂において脚は太腿の前部の筋肉「大腿四頭筋」をブレーキのように使って降ります。このブレーキ筋である大腿四頭筋が筋緊張を続けますと脚は歪み始めしだいに膝に痛みを生じさせます。

坂道が多い地域に住む方は「脚が太くなりやすく」それが行過ぎると膝痛になる

坂道が多い地域はブレーキ筋を多用するため次第にこのブレーキ筋でもって常に歩くようになってしまいます。結果本来の筋肉でない「ブレーキ筋」で歩行を続けるため脚は太くなり、かつ疲れやすく、壊れやすい脚にシフトするのです。脚を鍛えることは素晴らしいという考え方は間違っていませんが鍛えっぱなしは脚を硬化させ壊れやすい脚にシフトします。

坂道、山道、脚に負担がかかる地域は膝痛患者が多い

「高齢者の登山」のブログでも同じことを書きましたが、脚に負担がかかる場所での歩行は筋力は付きますが放置すればその筋肉がやがて硬化し脚が歪み始めます。脚に負担がかかる行為を続けると膝痛の原因になることをしっかりと理解する必要があります。

まとめ

坂道と変形性膝関節症の関係について解説しました。当院では坂道などで鍛え鬼られてしまった大腿四頭筋群の異常(硬直、強張り、癒着)等を施術で解消していきます。「揉む、叩く、捻る」の刺激を駆使して一つ一つの筋肉の異常を解消していきます。膝関節は周辺筋肉の異常によって歪み変形し痛みを発しています。この筋肉の異常を施術で取り除くことで膝関節の変形を解消し痛みを取り除きます。特に大腿四頭筋の異常は構造上膝関節に影響を与えやすいのでこの筋肉の異常解消はポイントになります。

最後に

坂道が多い地域に住む方は脚が鍛えられて健康的である一方、ブレーキ筋である大腿四頭筋が鍛えられすぎて脚が歪み変形性膝関節症になりやすいという両面があります。逆に言えば大腿四頭筋の異常を取り除いてしまえば膝痛は解消します。この筋肉の異常が強い影響を与えているからです。