「腰痛と膝痛」同時に抱える場合はどちらを優先して治すべきか?

腰痛と膝痛 (変形性膝関節症) を同時に併発するケースはある

私からすれば腰痛も膝痛も兄弟のような症状ですから同時に併発するケースはあって当然です。なぜならば腰痛も膝痛も身体の中心軸が欠落し脚内側が筋力不足になり脚外側を中心に立つ間違った姿勢に。それによって腰痛も膝痛も引き起こされます。ですから同時もあれば片方のみも可能性が、同時に起きても片方だけでも改善方法は同じです。

腰痛とは


腰痛(ようつう, Low back pain)とは、に痛み、炎症などを感じる状態を指す一般的な語句。 その期間によって、急性(6週間まで)、亜急性(6-12週間)、慢性(12週間以上)に分類される[1][2]
大部分の腰痛はたいてい発症から数週間以内には改善され、40-90%のケースでは6週間後までに完全に改善される[3]。しかし急性患者の3分の1は一年後には慢性化し、5分の1は活動に重大な支障をきたす重度になる[1]
急性・亜急性期における治療の第一選択肢には、皮膚表面の加熱、マッサージ脊柱操作といった非薬物療法が推奨される[1]。患者の大部分は治療の有無と関わらず時間と共に改善されるためである[1]。薬物療法を行う際には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)または骨格筋弛緩薬を推奨する[1]
疾病コストは医療費のほか、失業、生産性低下といった面でも大きい[1]。任意の時点にて、人口の9-12%(63,200万人)が腰痛を抱えており、またおおよそ25%の人々が過去1ヶ月以内に腰痛を経験している[4][5]。およそ40%の人々は人生に一度は腰痛を経験するとされ[4]、この割合は先進国においては80%まで上昇する[6]。男女差は見られない[7]。発症が始まるのは、おおよそ20-40歳頃とされている[8]。腰痛を最も抱えている年代は40-80歳であり、年齢が高くなるほど高率である[4]

腰痛と膝痛どちらを優先して解消するべきか?

当院では腰痛と膝痛 (変形性膝関節症) は同時に解消します。腰痛も膝痛も同じメカニズムで発症していますからそれぞれを別々に解決するのではなく同じプロセスで解決します。主に股関節外側、骨盤外側の筋緊張を取り除くことからスタートし、そのまま大腿部外側、下腿部外側の筋緊張を取り除きます。この時点で大半の症状は取り除けています。

外側に7、内側に3の割合が身体を壊す

腰痛、膝痛になる方の身体のバランスは決まっています。外側に7、内側に3の割合で重心が乗っています、もっと酷い方は外側に8、9、内側に2、1の割合で重心が傾いています。腰痛、膝痛でない方のバランスは外側が3、内側が7の割合で重心が構成されています。このバランス調整こそが解消方法の最重要事項です。

結果的には腰痛から解消するケースが多い

とはいえ当院の施術では腰痛の方が結果的には早期に解消するケースが多くあります。それは膝痛のほうがより根が深い、一度痛みを持つと組織の損傷が早いからだと推測します。また膝は全体重が乗るのに対し、腰痛は上半身のみ関節に対する負担が多いことも関係します。

お尻の筋緊張は先ずは腰痛になる

お尻には非常に大きな筋肉群が存在します。この大きな筋肉群の筋緊張は腰痛や膝痛に大きく影響します。そして当院でも当然この臀部の筋肉群の筋緊張、癒着を解消して腰痛、膝痛の改善を計ります。臀部の位置は膝よりも腰に近いことから臀部筋群の異常解消をしますと腰痛から改善するケースが多々あります。

まとめ 

膝痛と腰痛、この二つの症状は兄弟関係にあります。共通点は二つの症状ともに筋肉の異常からスタートしているということ。筋肉が異常硬直と異常収縮を起こし、歪みが作られさらにその歪みにこらえていた筋肉が不足することで閾値を越えて痛みになりました。筋肉の異常が生み出した症状です。当院ではこの筋肉異常に対し施術でそれを解消していきます。一つ一つの筋肉の異常を施術で解消していくことで歪み変形を取り除き、腰痛であれば背骨の負担を、膝痛であれば関節軟骨や半月板の負担を取り除きます。

最後に

膝痛と腰痛を同時に抱える、地獄のような状態ですがこれはありえる話です。このブログでも再三お伝えしていますが腰痛も変形性膝関節症も日本以外の先進国では運動療法で治療します。要は筋肉の状態を変えることでそれぞれを治療するのです、つまり筋肉の状態がどういう状態かで腰痛も膝痛も程度が決まってしまうという話なのです。ですから筋肉の状態が悪ければ腰痛、膝痛の同時進行はありえる話なのです。そして筋肉の状態を変化させてしまえば両方の症状も改善できます。