痛む膝(変形性膝関節症)をマッサージしたら「逆に痛みが増す」場合は?何が起きているのか。

マッサージをして膝関節の動きをスムーズにすることで逆に歪みが増長する

痛む膝周辺をマッサージでしっかりとケアしたつもりが逆に次の日に痛みが増長するケースがあります。一時的に痛みがなくなることで安心して歩き回っていたら次の日の痛みが増していたというケースです。これは膝痛の直接的な原因を解消しないでその場しのぎのケアをしてしまったために直接的な原因である身体の歪みが増長し痛みが増えたために起こります。

 

膝周辺のケアが悪いわけではない、根本的解決をしていないことを重々理解すること

湿布を張ったり、膝周辺のマッサージをすることが悪いわけではありません。ですがこれは慢性膝痛の根本的解決にはなりません。何度もお伝えしますが慢性膝痛は身体の歪みから起きています。この根本的歪みを解消しない限り慢性膝痛は解消しないのです。

マッサージをするならお尻からスタートし、太腿外側、下腿外側までケアしてみる

膝周辺をマッサージする際にあえてお尻からマッサージをスタートしてみます。お尻からスタートし太腿の外側、そして下腿の外側つまりふくらはぎの外側に至るまで丁寧にマッサージしていきます。そうすることで身体全体の歪みが徐々に解消されていきます。膝痛が根本的に解消します。

まとめ

変形性膝関節症は筋肉の異常が引き起こします。ですから筋肉の異常を解消すればいいのですが膝関節周辺だけをマッサージしても膝関節の動きを良くするだけになってしまい逆に痛みが増してしまうという事態に繋がります。膝関節は身体の構造上下部に位置するため全身の重圧が加わるため歪み炎症を引き起こします。ですから膝関節周辺だけの筋肉のマッサージでは問題が解決されないのです。骨盤周辺、股関節周辺など膝関節から離れた部分の筋肉の異常を一つ一つ解決していくことで膝関節の歪み変形を解消することができ関節内の軟骨の磨耗を防ぎ結果痛みを解消できます。

最後に

変形性膝関節症は筋肉の異常が引き起こします。膝周りの筋肉をマッサージすることで逆に痛みが増したからといって膝周りの筋肉をマッサージしたことは全く悪いことではありません、むしろ正しい処置です。ですが膝関節周辺だけの筋肉の異常で炎症が起きているわけではないのでそこから先が肝心です。膝周辺のマッサージをして諦めるのではなく全身くまなくマッサージすることで徐々に徐々に痛みが軽減していきます。