「高齢者」の方は膝の痛み(変形性膝関節症)を侮ってはいけない

最初は怪我や事故で寝たきりはスタートする

高齢者の方々が寝たきりになり、結果入院生活に投入するキッカケが実は骨折などの事故であることを知っている方は多いと思います。病気が悪化して結果寝たきりになり最後は肺炎など寝たきりの方特有の病になっていきますが病気だけでなく実は骨折や腰痛、膝痛などがキッカケであることがあります。高齢者の方は最初の段階でしっかりと解決しないとそれが大きな事態になってしまう可能性を秘めていることを自覚する必要があります。

膝痛も腰痛もあまりにメジャー過ぎて甘く見る傾向にある

多くの方は膝痛にしても腰痛にしてもあまりにメジャー過ぎて甘く見る傾向があります。多くの方が周囲で膝痛になっていてそれが当たり前、大変だけで老化だから仕方がないと思ってしまいます。これは危険な考え方です。90、100才でも膝も腰も痛くなくぴんぴんしている方はいますから年齢のせいにした瞬間に終わりです。

今の年齢だから膝が痛くなるのが当然というのは「大きな間違い」

膝痛や腰痛を年齢のせいにするのは大きな間違いです。私の見解では年齢は膝痛に関係ないわけはありませんが何の問題も無く過ごすことは十分可能です。絶対に年齢のせいにして膝痛を諦めないで下さい。諦めた瞬間が慢性膝痛の完成です。

まとめ

変形性膝関節症で一生を終わらせてしまう方がいるのは事実です。一度痛みを覚えますと出かけるのが億劫になります、面倒になります、消極的になります。すると筋力が如実に落ち始めます、気分が塞ぎ込みます。このスパイラルで徐々に徐々に老け込んでいき、老化していきます、脆弱になっていきます。変形性膝関節症のメカニズムを勉強してください。変形性膝関節症は膝関節が歪む病気です。歪むことで関節内の軟骨組織、半月板が圧迫され損傷して傷みます。膝関節の歪みが原因ですからゆがみを解消する運動、マッサージ、セルフケアをすれば万事治ります。こんなに簡単なメカニズムなのに病院では湿布で様子を見ましょう、サポーターで様子を見ましょう、足底板で様子を見ましょうとなります。これで完治するわけはないですね、膝関節の歪みが取れないですから。膝関節のゆがみは関節周辺の筋肉の異常収縮、異常硬直、異常脆弱です。この異常を当院では施術で解消していきます。異常を解消すればするほど筋バランスが取れて膝関節の歪みが解消されます。膝関節の歪みが取れれば関節内の軟骨(クッション、緩衝材)が回復し痛みも消えます。以上が変形性膝関節症を改善するメカニズムです。

最後に

私の祖母は転倒骨折を契機に寝たきり生活になりそのまま病気を患って他界しました。高齢者にとって骨折や関節痛はそのまま寝たきりへの温床になりそれは同時に筋力の低下を意味します。筋力が低下していきますと身体は免疫力が衰え簡単に病気になるようになります。それほどまでに動けるということは重要なことなのです。アメリカでは変形性膝関節症は運動療法で治します、日本ではまだまだそこまで進んでいません。日本で変形性膝関節症になったならば医師任せにするのではなく自分で学び症状についての正しい知識をつけなくてななりません。


廃用症候群(はいようしょうこうぐん、: disuse syndrome)とは、安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指す。生活不活発病とも呼ばれる。特に病床で寝たきり状態でいることによって起こる症状が多い。
また、寝たきりや行き過ぎた安静状態が長く続くことによって起こる筋肉や関節などが萎縮すること[1]廃用性萎縮(はいようせいいしゅく)という。
萎縮
関節拘縮
褥瘡床ずれ
廃用性萎縮(骨粗鬆症
起立性低血圧立ちくらみ
精神的合併症
括約筋障害(便秘・尿便失禁
などが挙げられる。

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