学生時代の部活動は将来の膝痛(変形性膝関節症)になる

学生時代の部活動は実は将来問題になる

学生時代に部活に打ち込み頑張っていた方ほど実は将来膝痛になる可能性を秘めています。何十年も経った後になぜ?!そんな昔の運動と今の膝痛の何が因果関係があるのか?多くの方はそう考えるでしょう、ですが実際問題として脚の問題の多くはかつての習慣と大きく影響します。

20代、30代の膝痛患者の多くは部活動経験者

20代、30代で膝が痛む方、膝に問題を抱えている方の多くは部活動経験者が圧倒的に多くなります。日本の部活は我慢するのが美徳になっていて体の健康は二の次です。今は変わってきているかもしれませんがかつてはそのような部活動が横行していました。その被害者が20代、30代の方の膝痛です。

部活動レベルの運動ではセルフストレッチを推奨しない

練習前にちょっとだけ準備運動をして直ぐに練習に、練習後も少しだけストレッチして直ぐに帰宅、家に帰って食事をして寝るだけ、、、そのような生活を3年から6年も続ければ身体に大きな癖を作ることになります。ストレッチの時間は5分程度、これが部活動の実態です。プロの世界では感がえられない話、ですが部活動では「若い」ということに甘えて全くセルフストレッチをしない状態が続きます。

一度作った身体の癖は簡単には治らない

一度でも大きな癖を身体に作ってしまうと簡単にはその癖は解消しません。何もしないで身体の癖が解消することはないのです。そのため何十年後にその癖が膝痛となって現れるわけです。これが部活動の恐ろしさです。

まとめ

日本の部活動のレベルはプロスポーツの観点からいうとかなり遅れています。精神論、根性論が根強く残り無理に無理を重ねるスタイルに。結果脚の筋肉は強張りに強張り最終的には壊れていきます。中学時代まではまだ身体の筋肉も弱く崩れも穏やかですが高校生ぐらいになりますと筋力が付く分歪みも大きくなり膝関節のゆがみも助長されます。結果変形性関節症に若くしてなるというケースが生まれます。もしくは年を重ねた後にこの時期の癖が残っていて膝痛を引き起こします。当院では変形性膝関節症の主原因である筋肉の異常(硬直、疲労、癒着、過度な弛緩)等を施術を通じて解消していきます。筋肉の異常が解消されていきますと筋バランスが整い膝関節の変形が無くなっていきます。膝関節の変形が無くなれば関節内の軟骨(クッション、緩衝材)や半月板の状態が回復します。磨耗した軟骨や半月板が自動修復され磨耗が起きなくなるのです。これが変形性膝関節症の回復メカニズムです。部活動時に固まった筋肉の硬直はなかなかでしてこれを自分の力だけで取り除くのは難しいものです。

最後に

「学生時代の部活動は将来の膝痛(変形性膝関節症)になる」というテーマで今回はブログを製作しました。日本人の身体、特に筋肉に対する意識の低さは部活動でも見ることができます。圧倒的な量で練習してあとは何もしないという身体の使い方は世界的には時代遅れです。この感覚があるから膝が痛いときも何もできないということになるのです。身体は使ったらケアしないと固まります、それがただ溜まりに溜まって膝痛までに発展していますからその点をよく覚えておいてください。