「1時間ウォーキング」するならば「1時間ストレッチ」しないと膝痛(変形性膝関節症)になる

「1時間ウォーキング」を自慢している場合ではない

私は患者様に1時間ウォーキングなどを進めることは絶対にありません。なぜならば1時間ウォーキングしたら1時間アフターケアをしなくては膝痛になってしまうからです。これはプロスポーツの世界では常識です。世の中の健康ブームでウォーキングを神扱いしている方々が多くいますがこれは間違い、身体は使った分だけケアするのが世界の常識です。

 

ストレッチとは

スポーツや医療の分野においてストレッチ: stretching)とは、 体のある筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を引っ張って伸ばすことをいう。筋肉の柔軟性を高め関節可動域を広げるほか、呼吸を整えたり、精神的な緊張を解いたりするという心身のコンディション作りにもつながるなど[1]、様々な効果がある。
なお、ここでいう筋肉とは骨格筋のことである

wikipedia

 

ゆえに「1時間ウォーキング」は辞めた方がいい

1時間ウォーキングすると1時間のアフターケアが重要です。そうなりますと1時間ウォーキングしたら1時間のケア、つまりトータルで2時間の時間を要することになります。これは現実的ではありませんから辞めた方がいいということになるのです。

「30分ウォーキング」なら現実的

30分ウォーキングであれば30分間のアフターケアで十分ですからトータル1時間になります。これならば現実的です。筋力もつきなおかつケアも十分な状態ですから膝痛を解消できます。このように考えてウォーキングや登山、エクササイズに挑んでみてください。

ウォーキングの特徴  ストレッチの特徴
筋力増加の効果はあるが膝痛を改善する筋力増加とは限らない 筋肉の癖を取り除き、不足した筋肉を鍛える効果がストレッチにはある。
歩き方に癖がある場合逆に膝痛を強化してしまう可能性すらある 骨格支持筋、インナーマッスルの強化は膝痛防止に直結する。ストレッチにはインナーマッスル強化の効果がある。
歩けば歩くほどに足が歪む傾向がある、脚のゆがみはそのまま膝痛を深刻化させる。 疲れにくい筋肉を作り出す効果がある、ゆっくりと伸ばすことよりもある程度リズムをつけるストレッチがより効果的。

まとめ

変形性膝関節症と診断されてしまったら「運動」と「ストレッチ」はセットと考えてください。運動だけでは脚の歪みが加速します。運動は本来筋肉の再強化には有効です。ですが再強化だけでは脚は歪みます。そこで重要なのがストレッチです。ストレッチで過度な緊張を取り除きながら筋力を強化すれば完璧、変形性膝関節症とは一生無縁でいられます。当院では過度な筋肉の緊張と筋力の再強化を同時進行で施術を通じて行っていきます。脚の歪みが膝関節を歪め、膝関節内の関節軟骨が磨耗して痛みは生じています。筋肉を正常にすることでこのメカニズムを壊すことができます。自身で行う場合は「運動」と「ストレッチ」です。

最後に

「一時間ウォーキングしたら一時間ストレッチしないと膝痛になる」というテーマで今回は製作しました。変形性膝関節症は膝関節の変形が起こす症状です。この変形を取り除くことができれば実はどんなやり方でも膝痛は解消します。その一つがアメリカなど先進国で行われる運動療法であったりするわけです。一時間のウォーキングが膝関節の変形を解消するならばそれでいいのですが実際はそうはいきません。ですから1時間のウォーキングならば1時間ストレッチをしてくださいという話になるわけです。