変形性膝関節症に「杖」や「ステッキ」は有効
膝に痛みを感じている場合、一番やってはいけないのが無理をして歩くことです。痛みを感じながら歩くなど絶対にやってはいけません。痛みを感じる＝関節軟骨や半月板の損傷ですから歩けば歩くほどに損傷、磨耗が進み磨耗粉を生み出し痛みは増加します。ですのでもしも杖やスティックを使って痛みを感じないならば杖やスティックを早急に使うべきです。
勘違いしてはいけないのは「杖」や「スティック」は補助器具であって根治ではない
ここで勘違いしもらいたくない点は杖やスティックを使うから膝痛が解消するということはないことです。あくまでこれらは補助器具であって改善器具ではありません。改善するためには膝関節の歪みを取り除き、クッション機能である膝の関節軟骨・半月板の損傷を防ぐことにあります。
根治するには「正しく歩ける身体」に、「正しく立てる身体」に、「正しい姿勢」に近づく
膝関節の軟骨組織の磨耗を防ぐ意外に根治はありません。関節軟骨、半月板の磨耗は老化でも経年劣化でもありません。姿勢が悪くなり、脚が歪み、歩く度に、立つたびにここに無駄な負荷がかかっているのが原因です。ですので身体の大改革が必要になるのです。当院では身体の大改革のために筋肉の強張りを削ぎ落とし、施術毎に正しく歩ける身体にしていきます。正しく歩ける身体はクッションを磨耗させずクッションを損傷させないため根治に繋がります。
| 杖、スティックを使うメリット、デメリット | |
|---|---|
| １ | 膝関節の負担を軽減できる |
| ２ | 上半身の筋トレになる |
| ３ |
膝痛は軽減しても完治するのは難い |
| ４ |
下半身の負担が減るため長期的には筋力が衰える |
まとめ
杖やスティックは鎮痛座や湿布、ヒアルロン酸注射に比べると非常に良いと私は思います。それは膝に痛みを作らないという条件であれば上半身の筋トレにもなるからです。老化が変形性膝関節症に悪いということではなく、筋力不足は膝痛には影響が確実にあります。その悪影響を打破するために杖やスティックで上半身の筋力が強化されますと非常に良い流れができます。勘違いしてほしくないのは杖やスティックと上手く付き合いながら変形性膝関節症を抱えていくということではありません。変形性膝関節症は治ります、治さなくてはいけません。治すという過程において杖やスティックは鎮痛剤や水抜き、ヒアルロン酸注射に比べ有効であるということです。ここで変形性膝関節症の仕組みを伝えます。変形性という言葉があるように膝関節が変形しているわけです。なぜか？それは筋肉の異常からです。どのような異常か？過度な筋緊張と筋力不足の二つです。一方は過度に緊張し、一方は筋力不足を起こしている状態、これが変形性膝関節症の原因です。この筋肉の内外格差、左右格差が歪みを作り出しこれが膝関節の歪みにまで発展しました。膝関節の中には関節軟骨、半月板というクッションが存在します。摩擦に耐え、重圧に耐えるための緩衝材が存在します。このクッション、緩衝材が膝関節の歪みによって磨耗し始める、ダメージを受けている状態が膝痛です。ですので解決方法は一つしかありません、筋肉の異常を解消するこれだけです。固まってしまった筋肉を解し、使えていない筋肉を再強化します。当院ではこの二つを同時進行で行っていきます。この二つを同時進行で行いますと膝関節の変形、歪みが解消します。結果的に関節内の関節軟骨、半月板の負荷が減り磨耗が止まります。ここで痛みが軽減し始めます。
ヒアルロン酸の注射は変形性関節症の治療法のひとつ[2]。追加して、21歳以上での、顔のシワや唇への注射がFDAによって承認されており、この使用法では若々しい外観の維持に使われている[1]。浸透圧保護剤などと組み合わせて、ドライアイに有効とされる[3]。
wikipedia
また角結膜上皮障害の治療薬、白内障・角膜移植手術時における前房保持剤として利用するほか、過酸化水素水と混ぜ合わせたものをがんの放射線治療の増感剤として用いる。
最後に
「変形性膝関節症に杖やステッキは有効」というテーマでブログを製作してきましたが今回のテーマはあくまでヒアルロン酸注射や水抜き、湿布に比べれば有効であるということを言いたいのであって杖やステッキが最善の治療方法であるということでは勿論ありません。杖やステッキは上半身を鍛える運動療法になりうるという意味で製作しました。変形性膝関節症は筋力不足と筋力の硬化が原因で起こっていますから杖やステッキを使うことで腕や体幹が筋力アップすれば身体の支持力はアップしそれはそれで重要なことです。
