変形性膝関節症・O脚からの「高位脛骨骨切り術」について

O脚による関節軟骨損傷の末期症状

変形性膝関節症が初期から中期、末期へと進んでいきますと膝関節が上手くつかえなくなり筋力が劇的に低下、結果O脚が酷くなっていきます。高齢者の方で見るからに酷いO脚の方は皆この状態です。脚が極端に歪むこのO脚は膝の軟骨組織を磨耗します、そして歩くのも辛くなるほどに痛みが増していきます。ここで医師は高位脛骨骨切り術を提案します。脛骨の一部を手術で切ることでO脚を改善するという手術です。

整形外科に通う限りはこの流れは逆らえない

O脚が劇的に進みはじめますともうこのままではどうしようもないと多くの方は諦め手術に進んでいきます。鎮痛剤、ヒアルロン酸注射、水抜き、可動域を広げるだけのリハビリの限界点です。これだけ色々やってきて、毎週のように通院して駄目なのだから仕方がないと多くの方は諦めます。

ヒアルロン酸の注射は変形性関節症の治療法のひとつ[2]。追加して、21歳以上での、顔のシワや唇への注射がFDAによって承認されており、この使用法では若々しい外観の維持に使われている[1]。浸透圧保護剤などと組み合わせて、ドライアイに有効とされる[3]
また角結膜上皮障害の治療薬、白内障・角膜移植手術時における前房保持剤として利用するほか、過酸化水素水と混ぜ合わせたものをがん放射線治療増感剤として用いる。

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O脚よりも深刻な複雑骨折も半年間で完治するという事実

なぜ複雑骨折が半年間で完治するにも関わらずO脚は完治しないのか?老化が原因ならば複雑骨折は絶対に完治しないはずです。症状の深刻さは複雑骨折が上だからです。O脚と複雑骨折の違いは膝には常に体重が乗っているという事実です。そしてその体重の乗り方が間違っているからO脚は治らないのです。当院では膝関節に乗る身体のバランスから変えていきます。外側の筋肉の強張りを解消することで中心で立てる身体にすることで根本的にO脚を改善していきます。人間の身体は半年間で複雑骨折を完治する力を持っていますからO脚など大したことではありません。

複雑骨折は完治しても誰も驚かず、O脚は完治はないと考える謎

骨は一度壊れたらもう再生しないと考える人はいないはずです。多くの方は骨折を経験してしてさらにそれが完治しているはずです。O脚は骨の問題だから治るわけがないという考え方は矛盾があります。正確にはO脚は骨の問題ですらありません、筋肉の問題なのです。

  変形性膝関節症の末期症状
O脚が進み脚の筋肉(特に内側、裏側)が急激に落ち始める
これ以上進むと手術しかないと診断される
手術をしても脚のゆがみが治るわけではない
基本に戻りなぜ膝痛になったかを理解する必要がある

まとめ

変形性膝関節症はそもそもが脚の歪み、O脚、X脚、XO脚からスタートします。そして膝痛が激しくなることで脚を動かすことが難しくなり筋肉が衰え益々O脚が深刻化していきます。ある一定域を超えると歩行困難になってしまうので今回説明した高位脛骨骨切り術でO脚を解消してこれ以上の悪化を防ぐというわけです。なぜ変形性膝関節症に自身がなってしまったのか?脚の歪みを解消する方法が分かれば手術でO脚を解消する必要がなくなる可能性があります。当院では変形性膝関節症を作り出す足の歪み改善にフォーカスし施術でそれを行っていきます。膝の状態によっては高位脛骨骨切り術を受ける必要がない可能性があります。手術を受けるべきか迷われている方は是非一度ご相談ください。