膝痛整体院が提唱する「手術をしないための変形性膝関節症10のセルフケア」  

変形性膝関節症を解消するためのセルフケア方法を10通り解説致します。

1.ストレッチ

ストレッチは変形性膝関節症には有効です。脚外側の固まってしまった筋肉の弛緩にも、内側の使えていない筋肉の強化にも、ストレッチは幅広く効果を出すことができます。膝痛患者の方においてもストレッチが有効に作用して膝痛が解消されるケースを多々あります。ですが高齢の方などある程度筋収縮が強くなってしまった方に関してはストレッチでは限界があります。


「膝痛(変形性膝関節症)とストレッチ」について
効果のある筋肉部位 身体全身
効果 インナーマッスルの強化、筋緊張の弛緩

2.水中ストレッチ

もしもあなたのお風呂がある程度の大きさであれば一生膝痛とはおさらばできます。膝痛にとって最も効果的な解消方法はズバリ脚の筋肉を柔らかくすることです。特にお風呂など温かい場所でのストレッチは大変効果的です。お風呂は水圧もかかるため水が体をマッサージしてくれていますからその中でストレッチをすればマッサージ+ストレッチ効果で脚の筋肉を飛躍的に柔軟にします。


膝痛(変形性膝関節症)よさらば!膝痛と一生無関係でいられる方法
効果のある筋肉部位 身体全身
効果 筋肉のマッサージ効果+インナーマッスルの強化

3.大腿四頭筋のストレッチ

ストレッチは完成度が高ければ大変有効な膝痛解消スキルになります。特に大腿四頭筋のストレッチは完璧に決まれば変形性膝関節症に最も効きます。ところがこの大腿四頭筋、しっかりとストレッチするのが難しく多くの方は膝痛に効果が出るようなストレッチができていません。


大腿四頭筋のストレッチで変形性膝関節症は治るか?!
部位 大腿部四頭筋
効果 大腿部四頭筋が弛緩されて膝関節の圧迫、ゆがみが是正される。
前重心が改善され姿勢が良くなり体幹が強化される

4.お尻のマッサージ

もしもあなたが今膝の痛みに苦しんでいたならばお尻をマッサージしてみてください。お尻の中でも外側、腰に近い部分です。かなり張っているはずです。この部位を徹底的にマッサージする、それだけで膝の痛みが軽減するかもしれません。脚の外側の中でもお尻部分の緊張は特に強くここを解放することで膝痛は軽減します。


膝痛(変形性膝関節症)になったら「お尻をマッサージ」してみる、膝の痛みへのセルフ解決法
部位 臀部筋全般
効果 臀部筋肉が解れ脚の使い方が変わる、外側重心から内側重心に、
膝関節の圧迫が軽減されるとともに内側が強くなり膝を支える筋肉が強化される

5.ベッドから脚を投げ出してお腹を伸ばす

慢性膝痛(変形性膝関節症)を持つ方には是非実験してもらいたいことがあります。それは仰向けの状態でベッドから脚だけを下に降ろしお腹を伸ばす、これだけ。このポーズを5分間真剣にやってみてください。お腹を徹底的に伸ばすただこれだけで恐らく膝痛が軽減されるはずです。不思議に思うと思いますしありえないと最初は感じるはずですがこれで軽減します。


「ベッドから脚を投げ出してお腹を伸ばす」だけで膝痛(変形性膝関節症)が軽減するのはなぜか?
部位 体幹
効果 体幹が伸びることで鍛えられ歩行時に体幹を使って歩けるように。
結果脚の負担が減り膝痛軽減に

6.温泉

温泉は血流を良くし体内毒素の排出を促すため関節痛全般に効くのは確かです。ですが膝痛に関して言えば膝痛は血流や体内毒素とは実際は異なり身体の構造的歪みが影響するため直接的な解決までには至らないというのが正直なところです。ですが体内毒素や疲労物質も歪みには間接的に影響を与えるため効果は確実にあります。


「温泉」は膝痛(変形性膝関節症)に効くか?
部位 全身
効果 全身の筋肉がゆるみ、疲労物質も解消、通常のお風呂では取りきれない
疲労が温泉の熱で解消される。膝関節周囲の血行も良くなる。

7.「水中歩行は膝に良い」という誤解

プールで泳ぐことを以前このブログでも奨励したのは、プールの水圧にマッサージ効果があること、泳ぐことで体幹が鍛えられ脚の負担が減るという大きなメリットがあるからです。ですが水中歩行となりますとこれは様子が異なってきます。先ず膝が痛い方は「歩く」という動作自体が膝に負担をかけます、この点については陸上であろうと水中であろうと違いはありません。勿論水中であれば浮力で重力の影響を受けにくいので膝の負担が減ることは事実ですが全く負担が無くなるわけではないので私は水中歩行をお勧めすることありません。あくまでプールで泳ぐことのみを水中ではお勧めしています。


「水中歩行は膝に良い」という誤解

8.ぶら下がり健康器

高齢者の方の膝痛に関しては私はぶらさがり健康器はかなり有効な改善器具であると断言できます。一時期はやって今はほぼ見ることはなくなりましたがぶらさがり健康機は最強です。先ず姿勢が確実に良くなります、さらに膝に全く負担がかかりません。そして普段全く使っていない筋肉を鍛えることができます。特に体幹、上半身胴体から骨盤内部にまで効かせることができます。完璧に伸びきるまで毎日行えば膝痛が徐々に改善することを断言できます。


変形性膝関節症の方必見「ぶら下がり健康器は是非お勧めしたい」
部位 体幹
効果 普段使えない筋肉、主に体幹が鍛えられる。歩行時に体幹を
使っ歩行できるようになり膝関節の負担を軽減できる

9.マッケンジー体操

全国の膝痛患者の方に私はマッケンジー体操をお勧めしたいと思います。このマッケンジー体操はそれまでの腰痛改善の理論を180度変えた理論でして、背中を反ってお腹を思い切り伸ばす体操です。これまで腰痛改善では背中を反ること、腰を反ることはご法度と考えられてきました。ですがマッケンジー体操ではあえて腰を反らせます。これは腰に負担を強いるのではなく、ただお腹の奥の筋肉、体幹を伸ばしているのです。体幹を伸ばすことで背骨を保持してきた筋肉を再強化し腰痛を改善するという全く新しい体操であり、かつ効果がハッキリとでます。そしてこの理論は膝痛にも効果があります。

 


腰痛改善で有名になった「マッケンジー体操」は実は膝痛(変形性膝関節症)改善にも効く
部位 体幹
効果 身体を反らすことで普段伸びない体幹を鍛えることができる。
特に背骨周辺のコアマッスルの強化に。体幹が強化されることで脚の負担が軽減しかつ正しい筋肉が使える身体に。膝痛を軽減できる。

10.壁開脚ストレッチ

壁を使った開脚ストレッチは股関節内側、脚内側を鍛え上げることで脚の歪みを改善し膝痛を軽減できる可能性があります。脚内側を鍛え上げることで内側と外側の筋バランスを正し、真っ直ぐな脚に導きます。膝痛の方は脚外側が7、脚内側が3の筋バランスになり脚が歪んでいます。正しい筋バランスは脚外側が3、内側が7のバランスです。壁開脚ストレッチは脚内側を鍛えるので筋バランスをリセットできるのです。


膝痛(変形性膝関節症)に「壁開脚のストレッチ」はお勧め
部位 内転筋、骨盤底筋群
効果 内転筋、骨盤底筋群は脚の歪み解消の特効筋、これらの筋肉が鍛えられることで脚は真っ直ぐになりかつ膝関節の負担を軽減できる

11.まとめ

変形性膝関節症になってしまった場合、これは風邪とは違い放置すれば治るというものではありません。足の歪みが膝関節を圧迫して痛みにまで発展していますから脚の歪みを解消しない限り変形性膝関節症は解決されないのです。今回はこの脚の歪みを解消するためのセルフケアを中心にお伝えしています。何もしなければ手術に繋がってしまうのがこの変形性膝関節症です。手術になる前に是非ご自宅でお試し下さい。当院にお越しいただければ実際にどの筋肉が異常な状態になっているか施術を通じてお伝えもできます。

当院の施術について

当院では変形性膝関節症を関節の老化や経年劣化とは一切考えません。変形性膝関節症を関節の経年劣化や老化と考えますと改善策は最終的には人工関節ということになってしまいます。ですが100歳を超えても膝に全く問題を抱えない高齢者もいるように実は膝関節は経年劣化しません。関節内を詳細に調べても経年劣化する組織はないのです。そうなりますと膝関節の問題は膝関節にはない、膝関節以外にあると言わざるをえないのです。当院では変形性膝関節症を関節ではなく筋肉の問題と断言します。今回ご紹介したセルフケアは全て筋肉を正常にするためのものでありそれでいいのです。当院では施術をつうじて疲労が溜まってしまった筋肉、上手くつかえなくなってしまい痩せ細ってしまった筋肉、癒着して動きを制限されてしまった筋肉を解消していきます。一つ一つの筋肉に「揉む、捻る、叩く」の刺激を加えて異常を正常に戻していきます、筋バランスが整うまで解消していきます。体中の筋肉の異常が解消されますと身体のゆがみも改善され膝関節のゆがみも改善されていきます。それによって膝関節内の関節軟骨や半月板の磨耗が解消され痛みも軽減していきます。筋肉の異常が膝関節を壊しているという認識のもと筋肉を正常に戻すことで膝痛を解消していきます。

最後に

アメリカでは変形性膝関節症は運動療法で完治させます、運動療法で完治させるということはアメリカでは筋肉の状態を変えることで変形性膝関節症を解消するということです。膝関節の問題は筋肉で解決するのです、これは私も全く同意見でして関節がいきなり壊れるということはなく必ずその前に筋肉がおかしくなっているのです。今回お伝えした手術をしないためのセルフケアも全て筋肉に対するアプローチです。筋肉を変える以外に変形性膝関節症は治りません。