コルセットは急性期のみの使用に留める
コルセットは腰痛においては王道の対処療法です。コルセットは身体に何をもたらすか怪我をした関節、炎症を起こしている関節、脊髄をこれ以上壊さないために可動域を抑えているのです、これだけです。これ以上も以下もありません。つまり起こしてしまった怪我が悪化しないように守っているだけなのです。そのためコルセットをすれば腰痛はそれ以上は悪くなりません。
ところがコルセットをし続けると筋肉が落ち始る
急性症の腰痛にはコルセットは有効ですし必要です。寝ている合間に寝返りを打つだけで急性期の腰痛は悪化します。炎症が強くなる可能性を秘めています。転んだ拍子に腰痛が激化するのを防ぐこともできます、ですからコルセットは急性期はつけなくてはなりません。ですがこれを常用するとどうなるか?筋肉が落ち始めます、身体を支えることを筋肉ではなくコルセットがしてくれることで筋肉はサボり始め落ち始めるのです。
筋肉が落ちれば腰痛は深刻化する
腰痛は本来は全く怖くない疾患、症状です。固くなってしまった筋緊張、筋肉の異常を取り除けばそれで解決するからです。ところがコルセットをして筋肉が落ちてしまうと話は変わってきます。筋肉を再強化しなければ腰痛は治らないということになるからです。この時点で整体や接骨院、整形外科に通ってもどこに行っても治らないという状況に陥るわけです。これが腰痛負のスパイラルです。