脊椎腫瘍の場合、寝ていても腰が痛くなる
通常の腰痛と脊椎腫瘍による腰痛の大きな違いは寝ている時に痛むか否かです。通常の腰痛の場合は起きていたり立ち上がったり、歩いたりすると痛みが発生します。抗重力筋がなくなって腰痛になっていますから重力がかかると腰痛になるわけです。ですが腫瘍が原因での腰痛は組織から直に神経を圧迫してからの腰痛ですから重力が一切関係ありません。寝ていても腰が痛む場合は直ぐに総合病院に行って検査する必要があります。
脊髄腫瘍の場合は坐骨神経痛のような痺れが発生する
脊椎ではなく脊髄腫瘍の場合は坐骨神経痛のような痛み、痺れを感じます、お尻から脚にかけての痺れが左右どちらかに発生します。寝ている状態でそのようになったらやはり脊椎腫瘍と同じく総合病院での検査が必要になります。
筋肉にどれほどアプローチしても全く痛みが減らない腰痛は要注意
当院では基本的に筋肉へのアプローチで身体を変えていきますが腫瘍や内臓疾患からくる腰痛はこの筋肉へのアプローチが全く通用しません。10の痛みが背術後も10のままであれば即座に総合病院での検査を奨励するようにしています。逆に言えばほとんどの腰痛は筋肉へのアプローチで変化が起きます。