あれだけの筋肉質がなぜ腰痛なのか?
お笑いコンビ「品川庄司」の庄司さんが酷い腰痛であることは有名な話です、私は職業上彼が酷い腰痛であることは予想がつくのでそれを説明したいと思います。彼は身体を鍛えていることで有名でタンクトップ姿になると胸板が厚く肩幅も広く逆三角形体形に、ではなぜあれだけのマッチョ体形の彼が腰痛なのでしょうか?
逆三角形の体形は決して良い体形ではない
逆三角形、水泳選手など鍛えている体形を称するときに使う単語ですが実はこの体形は危険な体形です。肩幅が広くウェストはキュッと狭くなっているのが特徴ですがこれはただ単純に体幹が欠落しその反動で肩幅が広くなっているだけです。身体のケア、ストレッチなどを全くしていない体は体幹よりも末端が大きくなる傾向が強くお腹に一切力が入らず腕や肩、脚に力が入ってしまってます。本来は体幹が7末端が3ぐらいのバランスが体に無理がないのですがただ単純にトレーニングばかりしている人は体幹が3末端が7の割合の体に近づいていきます。庄司さんの体はまさにその体形で筋肉質に見えて実は体幹がスカスカ、お腹に全く力が入っていません。
お腹に力が入らなければ腰椎が不安定になり腰痛になる
下半身は筋肉でムチムチ、お腹は細く体幹が欠落している体は下半身のムチムチ、ムキムキによって股関節以下が硬直状態になり、さらに体幹がスカスカなため腰椎が不安定になります。仙腸関節は身動きが取れずその反動で腰椎が引っ張られどこかで過伸展を起こし炎症を起こします。最初はぎっくり腰になり、そこから慢性腰痛に。慢性腰痛の期間が長くなると椎間板ヘルニアやすべり症、分離症のリスクがでてきます。