1.半月板を損傷しても痛みを感じていない高齢者はいる
半月板を損傷しても痛みを感じていない高齢者は多数います。ですから半月板損傷=手術と考える必要はありません。半月板損傷=痛みならば手術は必要になるかもしれませんが実際は違います。これは椎間板ヘルニアでもいえます。
2.術後に問題がある
術後痛みが確実になくなるというならば手術に踏み込むという選択肢も理解できますがこれは絶対ではありません。むしろ半月板が無くなってしまうことでO脚が極度に進むなどの副作用もあります。
3.術後に痛みが増すというケースもある
術後に痛みが再発するばかりか術後に痛みがさらに強くなるというケースもあります。ですから手術さえしなければ良かったと後悔する可能性すらあります。需要なことはなぜ半月板が損傷したかであってそこを理解しないでただ半月板の破片を除去するというのは安易すぎます。
4.半月板の損傷が起きないように今から筋肉の異常を無くしていく
半月板の損傷が今起きていたとしてもあえて半月板には着目せずそこに至らせた原因の根本的解消に集中することで全ては解決していきます。今現在半月板がどのような状況であろうと筋肉の状態をリセットすることでなぜか痛みが起きないという状態になるのです。
変形性膝関節症は軟骨組織や半月板の磨耗粉を発生させないように全力を尽くせば全て解決
まとめ
半月板損傷の手術についてまとめてみました。過去の文献を順に説明し簡潔にしました。手術をするかしないかでその後の人生は大きく変わっていきます。矛盾するようですが半月板損傷のメカニズムをしっかりと理解してしまえば半月板損傷がそれほど怖くなくなります。手術をしなければならないほどの危機感がなくなりただ淡々と原因の解消に進むことが出来るようになります。このブログでも再三お伝えしている通り膝関節の根本問題は膝関節にはなく膝関節を取り巻く筋肉、そして身体全体の筋肉の問題です。この筋肉問題にしっかりと向き合っていけるかがもっとも重要なことです。
最後に
[整体師が考える「半月板損傷手術についてのまとめ」]というテーマで今回はブログを製作しました。「整体師が考える」ですから西洋医学の医師の方々とは異なる見解もあるかと思います。ただし日本を除く先進国では変形性膝関節症や半月板損傷に関しても基本的には運動療法で治すことから整体の基本概念である筋肉の硬直が歪みを作り出すという考え方と通じる点が多くあります。