膝は「違和感」から始まり次第に「痛み」に変わる

最初は全て違和感からスタートする

膝の痛み(変形性膝関節症)は最初から痛みとしてスタートするわけではありません。膝の痛みは当初は違和感からスタートします。なんとなく歩くときにコキコキする、変な音がする、しばらく座っていたら痛みがでる、朝起きるときに脚の裏が痛いなどなど、、、、最初は膝の痛みではなく違和感です。人間の身体はすぐには痛みとして異常を発信するのではなく違和感として身体にメッセージを送るのです。この時点で気付けば痛みに移行しません。

変形性膝関節症(へんけいせい しつかんせつしょう、へんけいせい ひざかんせつしょう、osteoarthritis)は、筋力低下、加齢、肥満などのきっかけにより膝関節の機能が低下して、軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みを伴う病気である。

膝関節のクッションの役目を果たす膝軟骨や半月板が長期間に少しずつすり減り変形することで起こるもの(一次性)と、関節リウマチや膝のケガなどの他の原因によって引き起こされるもの(二次性)の2種類がある。

違和感を放置することで次第に痛みへと移行する

膝の痛みは最初は膝の違和感からスタートするわけですがこの時点で休むことや休憩を入れる、足をマッサージするなどの対応をしていれば多くの場合は違和感は解消されていきます。ところがこれを放置してしまいますと徐々に痛みが発生します。初期症状の痛みの時点で何かしら対応をすればまだ痛みは解消しますがここでも放置しますと深刻な痛みへと発展するのです。

 

なかなか消えない痛みは症状名が付けられる

なかなか消えない痛み、解消しない炎症になりますと多くの方は病院、整形外科を訪れるわけですがここまできてしまった状態で病院に行っても安静にしたぐらいでは解決しない場合が発生します。O脚、X脚、XO脚、変形性膝関節症などなど症状名が付けられる状態になるまでにはそれなりの時間を経過していますから脚そのものをゆっくり時間をかけて健康にしていく覚悟が必要です。ただし当院ではそれらを全て踏まえた上で身体の急所を狙い撃ちし瞬時に痛み解消を目指します。

  膝の状態の変化
違和感 最初は違和感からスタートする、鈍い、ポキポキ音がする、固まるなど普段とは異なる感覚を感じ始める↓
痛み 次第に痛みが出るようになる、最初は1日1回の痛みが次第に日常化し、最終的には朝起きて寝るまで痛みが続く↓
症状 病院に行くと多くの場合は変形性膝関節症と診断され、その後半月板損傷、ひざ崩れなど症状が悪化していく

まとめ

当院の施術について

変形性膝関節症は最初は違和感からスタートします。変形性膝関節症では磨耗した軟骨組織が磨耗粉になって痛み物質を発生させます。磨耗している軟骨や半月板には神経が存在せずここで痛みは起きません。磨耗した粉が痛みを引き起こしているのです。ですから軟骨が多少圧力を受ける、膝関節が多少歪むだけでは痛みはなく違和感しか感じません。この段階を超えてさらに磨耗が進むことによって磨耗粉が発生し痛み物質サイトカインが発生します、ここからが痛みです。当院に来られる方の多くは痛みが既に発生しているケースが多くその場合は磨耗が始まっています。ですから早期にこの磨耗を止めなくてはなりません。膝関節を歪ませる主な原因は膝関節周辺、周辺以外の筋肉の異常です。この異常を施術でひとつひとつ解消していきます。筋肉の異常を解消していきますと膝関節の変形ゆがみが解消されていき関節内の軟骨の磨耗、半月板の破損も防ぐことができます。この流れで痛みは次第に消えていきます。

サイトカイン(cytokine) は、細胞から分泌される低分子のタンパク質で生理活性物質の総称。生理活性蛋白質とも呼ばれ、細胞間相互作用に関与し周囲の細胞に影響を与える。放出する細胞によって作用は変わるが、詳細な働きは解明途上である。

最後に

膝は違和感から始まり次第に痛みに変わるということですが本来膝関節はそう簡単には潰れません。太古の昔人間が狩をしている時代であれば膝が痛くなってしまたら狩ができなくなってしまいそれは=餓死を意味します。ですから膝関節は決して脆くはなくむしろ丈夫なのです。ところがそんな膝が違和感から始まり痛みになるというのはどういうことでしょうか?動くことをほとんどしなくなったということと長年のメンテナンス不足、それから急激なスポーツなど膝にとって都合の悪いことが続いたときにそれは起こります。本来痛くなりにくい膝が痛くなるわけですから痛くなったときにはしっかりとそれを認識し学ぶ必要があります。