急性の膝痛には「サポーター」は有効だが慢性的に使用すると膝痛(変形性膝関節症)は悪化する

急性の膝痛(変形性膝関節症)にはサポーターは効く

急激に膝に痛みが発生した場合、サポーターなど補助器具は膝痛に有効です。炎症を起こしている状態であれば炎症を悪化させないためにあらゆる補助器具を利用するべきです。ですがこれを慢性的に使用してはいけません。それはサポーターなどの補助器具は筋力を減退させてしまうからです。これは腰痛患者の方も同じで腰痛時にコルセットを一時的にすることは問題ないのですがこれを慢性的に使用しますと筋力が減退して腰痛を悪化させます。

 

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補助器具の全ては筋力を衰えさせる

補助器具全般に言えることは慢性利用は筋力を減退化させます。補助器具はあくまで急性症の時に一時的に使用するべきであって慢性的に使ってはいけません。これがゴールデンルール、膝痛を悪化させないためのルールです。

 

膝痛(変形性膝関節症)のメカニズムを正しく理解することで補助器具に頼らずしっかりと治す

補助器具に頼るのは正しく膝痛のメカニズムを理解していないからです。コルセットをし続ける腰痛患者は腰痛を正しく理解していません。膝痛も同じ、サポーターは身体にとって不自然なもの。永続して使用すれば必ず膝周辺の筋肉は弱まり膝は壊れます。正しく膝の構造を理解し補助器具に頼らない方法を知る必要があります。

  サポーターのメリット、デメリット
急性期には怪我を悪化させないために非常に有効
可動域が制限されるため再発防止を防げる
長期的につけると筋力が落ち膝痛が悪化する
付けていれば痛みが軽減するため根本治癒するような錯覚を起こすが実際はサポーターでは根治は難しい

まとめ

サポーターは急性膝痛には非常に重要なアイテムです。ですが慢性膝痛、慢性の変形性膝関節症にはリスクがあります。それは腰痛用のコルセットと同じで使用し続けると筋肉が落ちてしまうからです。膝痛用サポーターであれば膝関節を支える筋肉や靭帯が弱ってきます。これが大問題になります。変形性膝関節症は字のごとく膝関節が歪んで痛みを発生させています。膝関節はなぜ歪むのか?それは筋肉が異常な状態になり緊張して歪むという点と、筋力が衰え支えきれなくなって歪むという二点があります。サポーターをし続けると二点目である支える筋力が落ちてしまうのです。こうして変形性膝関節症はさらに深刻化します。整形外科に行けばサポーターを支給されますがサポーターのリスクをしっかりと自覚できるか否かは本人の情報収集にかかっています。

最後に

{急性の膝痛には「サポーター」は有効だが慢性的に使用すると膝痛(変形性膝関節症)は悪化する}のテーマで今回はブログを製作しました。日本を除く先進国では膝痛は運動療法で治します。要は筋肉を正常にすることで膝痛を治すのが世界の常識なのです、そのために筋肉の動きをエクササイズ、運動で正常にしていきます。今回のテーマであるサポーターもそういう意味では世界の常識からは外れています、サポーターはあくまでも補助器具であり筋肉の動きを改善してくれるものではないからです。サポーターはあくまで急性期のみ、改善治療は筋肉を変えていくことで行うことを覚えておいてください。