膝痛(変形性膝関節症)になったら先ずは安静にする、その場所が熱を持っていれば炎症である

 

膝痛(変形性膝関節症)が慢性的か否かは「熱」を持っているか否かで判断する

もしも突然膝が痛くなったならばそれは急性期の膝痛である可能性が高いです。急性症ですから炎症を起こしています。この場合はすぐに安静にするのが一番、普段は革靴であればスニーカーを、ヒールを履いているようならばスニーカーにその日は切り替え膝を休ませます。これだけで急性症の膝痛は改善できます。

 

「熱」がない膝痛は慢性的な膝痛である可能性が高い

熱がない膝痛は慢性的な膝痛です。その場合は安静にしているだけでは解決しません。しっかりと体のバランスを変えて外側重心を内側重心に切り替えることで膝痛を解消します。外側に大きく張り出た筋緊張を取り除き内側でしっかりと立てる体にシフトすることで膝痛を構造的に解決します。

 

来院する「9割の方」は慢性的な膝痛

急性期の膝痛は実は放置するだけで治ります。しばらく歩くのを控えれば治るのです。ですがその時期に病院に通いますと病院で処方してもらったから治ったと勘違いします。これが悲劇です。対処療法的な処置は急性期の膝痛には効きますが慢性期の膝痛には効きにくいのが事実です。慢性期の膝痛は体のバランスから変えなくてはなりません。

まとめ 

急に痛くなったら先ずは安静にする、これは全ての症状の基本です。その上でいつまで経っても消えない痛みは慢性痛と判断します。変形性膝関節症です。膝関節が歪み変形し、関節内の関節軟骨が磨耗することで炎症が継続的に起こっています。歩く度に関節軟骨が磨耗し痛みが生じます。具体的にはその痛みは磨耗することで生まれた磨耗粉が炎症を作り出しています。当院ではこの変形性膝関節症を筋肉の異常が生み出した症状と考えます。壊れているのは関節ですが壊しているのは筋肉であると判断します。筋肉が異常硬直、異常癒着、異常に痩せ細ることで膝関節が歪み始め炎症のレベルに至ったと考えます。ですから当院ではこの筋肉の異常を施術で解消していくわけです。筋肉の異常部位を「揉む、叩く、捻る」の3種類の刺激で異常が異常でなくなるまで施術を行っていきます。異常部位が解消されることで膝関節の歪み変形も解消され痛みは引いていきます。

最後に

[膝痛(変形性膝関節症)になったら先ずは安静にする、その場所が熱を持っていれば炎症である]というテーマで今回はブログを製作しました。変形性膝関節症は筋肉の異常が生み出した炎症です。ですから最終的には筋肉の異常を取り除かなくては根本解決には至りません。ですが症状初期の段階は怪我をしたような状態なので怪我が癒えるまでは安静にする必要があります。ただし安静にしているだけでは筋肉の異常は解決しないので怪我が治ったら積極的に筋肉の状態を良くしていく必要があります。