「スポーツで膝を痛めた場合」の解消方法

スポーツでの膝痛も「原理原則」は同じ

スポーツマン、スポーツ選手で膝を痛めた場合の解消方法も慢性膝痛と同じです。スポーツで膝を痛めた場合はアクシデントから壊している場合も確かにあります。ですが壊れるということには蓄積された原因は皆無では断じてなくその蓄積した原因を解消することで膝痛を改善します。例えばサッカーなどでファールを受けて痛めたとしてもやはり怪我しやすい状態になっていた可能性が圧倒的に高くそこを解消します。

多くの場合は「外側が7割・内側が3割」の重心バランスになっている

膝を痛める方の重心バランスは脚外側が7、内側が3のバランスになっています。正しい重心バランスは3対7です。真逆です。何もメンテナンスしていない脚は外と内の筋バランスが7対3になっているのです。この状態で外からダメージを追いますと怪我をしやすくなります。これがスポーツによる慢性膝痛障害になります。

怪我をしやすい膝 怪我をしにくい膝
外側重心(外7、内3) 内側重心(外3、内7)
前重心(前7、後3) 後重心(前3、後7)
O脚、X脚、XO脚 真っ直ぐ
外側筋肉過多、内側筋力不足 外側柔らかい、内側筋肉充実

 

美脚とは「内側が7・外側が3」の黄金バランス

美脚の状態、健康な脚は内側が7、外側が3の状態です。この状態であればスポーツで慢性障害になることはありません。内側と外側のバランスが逆転することで壊れやすい状況が先ずは作られそして何かの機会に痛みを発し始めます。ですから黄金バランスに導いていけば自然と膝痛障害は解消されます。

まとめ

スポーツで膝を痛めた場合、これは事故、怪我なので安静にして怪我が癒えるのを待ちます。怪我の状態は組織が修復をするのを待つ以外に方法はありません。そして怪我が完治した上でそれでも怪我を再発しやすい場合はそれは怪我ではなくすでに膝が怪我を起こしやすい状況にあると判断します。怪我を起こしやすい状況とはどのような状況でしょうか?それは膝のバランスが崩れ膝関節が歪んでいる状態です。変形性膝関節症になる前の状態です。この場合は変形性膝関節症であると判断し同じメカニズムで解消していきます。当院では変形性膝関節症は筋肉の異常が作り出した症状と考えます、筋肉の異常が膝関節を歪め変形させ関節内の軟骨が磨耗して痛みを作り出すと、スポーツによる事故を起こしやすい状況はこの一歩手前の状況にあると考えます。ですから筋肉の異常を施術で一つ一つ解消していき膝関節の形状がゆがみ変形していない状況になるまで刺激を加えていきます。膝関節周辺、股関節周辺、骨盤周辺の筋肉の異常がなくなることでスポーツ時の怪我はなくなるはずです。

最後に

世界の常識では変形性膝関節症は運動療法で解消します。具体的には何をやっているのか?上記で示したように外側3、内側7で身体を使える身体にするように運動をします。身体の使えていない筋肉を再強化し、凝り固まった筋肉をエクササイズでもって解していくわけです。スポーツ選手は自分の膝が痛いときはストレッチでこれを解消するように世界の治療も今運動療法、筋肉療法に流れています。