「筋肉質の人」ほど実は膝痛のリスクを抱えている

筋肉質=健康というわけではない

筋肉質=健康は迷信です。特に膝痛に関して言えば筋肉質だから膝が痛くならないという事実は皆無です。むしろ筋肉質の方のほうが脚が歪みやすく膝痛のリスクを抱えています。筋肉質の方が間違った鍛えられ方をしやすく無駄な筋肉が不必要につきその筋肉によって脚は歪みます。酷いO脚、X脚は実は筋肉質の方のほうが多いのが現実です。筋肉質ゆえにだましだまし膝をかばうこともできてしまいそれが膝痛を悪化させます。

 

筋肉質はしっかりと体をケアすれば完璧

筋肉質の方は本来正しい筋肉がしっかりとついていれば他の方よりも健康を維持しやすくなります。筋肉量はその方の生命力ですから間違った付き方でなければ素晴らしいことです。ところが間違った筋肉の使い方をしますと途端に歪みだし膝に負担をかけるのです。筋肉質の方はストレッチやセルフマッサージは一生の付き合いになります。全く何もケアしないで筋肉を健全に保ち続けることは不可能です。ここが筋肉質の方の膝痛を深刻化させる要因があります。

筋肉質であることが裏目に出やすいのが膝痛でもある

筋肉質であることが最も裏目にでるのが膝痛でもあります。筋肉質の方は他の方よりも長い時間歩けたり、立っていたり、行動量を保持できます。結果筋力は益々増えていくわけですが使ったら使った分だけケアしなければ脚の筋肉は硬直しますから長い時間のケアが必要になります。ところがセルフケアを全くしない方がほとんどでありこれが膝痛を引き起こすのです。

「筋力がない方」の膝痛(変形性膝関節症)は深刻化するリスクがある

筋肉が足りない方の膝痛は筋緊張を解しても解決しないため筋肉の再強化が必要になる

筋肉が足りない方の膝痛は筋緊張を解しても膝痛の解消にならないケースもありその場合はストレッチなどをして筋力を再強化する必要があります。通常の施術+ストレッチによる筋力の再強化をするということは解決方法が複雑でもありこれはセルフケアで膝痛改善することが難しいことも意味します。筋力が大きい方の解決方法はシンプルですが筋力が少ない方の解決方法は少し複雑です。

一般のマッサージに行っても全く解決しないのがこの筋力不足による膝痛

筋力が大きい方の膝痛は筋肉の筋緊張を解せばそれで解決しますからシンプルです。ところが筋力が少ない方の膝痛改善は筋肉を解しながらさらに筋力を再強化しなくてはなりませんから複雑になります。そういう理由もあり筋力が少なくて膝痛になった方は迷宮化しやすくなります。

ストレッチで筋力は再強化できるのか?

ストレッチで筋力は再強化できるのでしょうか?答えは「できます」。ストレッチは低負荷の筋力トレーニンングであり筋力の再強化につながります。施術で無駄な筋緊張を取り除きながらストレッチで筋力の再強化を図り脚の歪みを解消、膝痛を改善させていきます。

まとめ

筋肉質の人の膝痛リスク、筋肉がない人の膝痛リスクについて今回提案しました。筋肉があればあったで膝痛のリスクがあり筋肉がないことでも膝痛のリスクはあります。膝痛、特に変形性膝関節症に関しては高齢者に多いことからも分かるように筋肉が落ちることのリスクの高さは否定できません。とはいえジムに行って筋トレをすれば全て解決するほど問題は簡単ではなく筋肉の異常の全てを解消しなければ変形性膝関節症は解決しません。