膝痛(変形性膝関節症)に効く「食事」はあるか?

「バランスの良い食事」が基本

食事で膝痛を改善する方法はあるのでしょうか?頻繁に聞かれるご質問の一つです。私が考える膝痛に効く食事はズバリ「バランスが良い食事」になります。東洋医学でいう陰陽五行のバランスがしっかりと摂れる食生活が膝痛に効く食事であると考えます。

東洋医学的に診てもあらゆる「経絡」が膝関節を流れている

下肢を流れる経絡では膝関節を通らない経絡は存在しません。ですから陰陽五行全ての経絡が膝関節に通じていると考えられます。五行で言えば筋は木性、肉は土性、骨は水性、と細かく分類は出来ますがこれら全てで構築されているのが膝関節ですから全て重要となります。

私が考察する限り筋肉の「硬直」、もしくは「不足」が作り出す「脚の歪み」が膝痛に最も大きな影響を与える

筋肉の不足、もしくは過度な筋緊張が脚の歪みを作り出し膝痛を作り出していると私は考察していますので、筋肉を不健康にする食生活は膝に悪影響を与えると言っても過言ではありません。筋肉を不健康にする食生活とは「野菜だけの食事、お菓子類の過多、アルコール過多、食品添加物過多」などが上げられますからこれらの条件を出来る限り避けることが重要と考えます。

食事による膝痛改善の注意点
メリット デメリット
長期的に体質改善になる 短期的には膝痛に効果が少ない
筋肉が健康になる 短期的には筋肉に変化は起きない
血液が綺麗になり滞りが減る 短期的には体質変化は膝痛に効果が少ない

まとめ

変形性膝関節症は筋肉の異常な状態が引き起こします。筋肉の異常を食事で改善するには限界がありますから食事だけで変形性膝関節症を改善するのには無理があります。ですが食事が極度に偏っている方は当然筋肉の状態も悪くなりますから食事が変形性膝関節症と無縁であることは絶対にありません。しっかりとした食生活は全ての土台であり膝痛になることで食事をよりバランスが取れたものにすることは素晴らしいことです。怖いことは全ては食事が悪いからだと安易に考えてしまいますと問題解決が遠くなります。食事は身体の基本ですが筋肉の異常の全てが食事ということは絶対にないということも頭に入れて頂ければと思います。当院では筋肉の異常を施術で取り除きます。施術の刺激で筋肉の状態が改善するよう促していきます。刺激を入れ続け筋肉の伸展が正常な状態になるよう導き最終的には膝関節の形状が変わるまで行っていきます。変形性膝関節症は筋肉の異常からスタートし、膝関節の形状が変形、結果関節内の軟骨や半月板がダメージを受けておこる炎症です。炎症がなくなるまで筋肉の状態を正常に導いていきます。

最後に

アメリカでは変形性膝関節症は運動療法で治します。民間保険会社が医師と患者の間に入るアメリカでは変形性膝関節症は筋肉の状態を変えることで完治させます。日本では投薬や、ヒアルロン注射、水抜き、湿布などを用いて外から膝痛を治そうとしますがこれは時代遅れです。今回のテーマ、膝痛に効く食事はあるか?ということですがこれも同じ外から何かを身体に入れて治そうとする発想は危険であり時代遅れです。