半月(板)損傷と診断されたら

半月は大腿骨と脛骨を繋ぐ軟骨組織

半月板は大腿骨と脛骨を繋ぐ軟骨組織です。脚の太ももを貫く骨(大腿骨)と脚の下腿(スネやふくらはぎ)を貫く骨(脛骨)を繋ぐのが半月板(軟骨)です。この軟骨に強い負荷がかかり磨耗し無理が生じて炎症を起こし痛みが発生した状態を半月板損傷と呼ばれます。

太腿と下腿筋のバランスが崩れた時に間に挟まれた軟骨が悲鳴をあげた状態

オスクッド病は脛骨が剥離骨折を引き起こして痛みを発生しますが、半月板損傷は大腿骨と脛骨を繋ぐ軟骨(半月板)が負荷に耐えられず炎症を起こしている状態です。どちらにしても問題を引き起こしているのは軟骨、大腿骨、脛骨周辺の筋肉です。特に大腿部前部、外側、前脛骨筋、下腿三頭筋外側の筋緊張が過度に固まり、ハムストな内転筋群が機能しなくなって歪みを生じ軟骨(半月板)に炎症を引き起こしています。

問題解決は全て同じだが半月板から最も遠い箇所からアプローチする

オスクッド病と診断されても、半月板損傷と診断されても当院は解消方法は全て同じです。半月板に直接負担がかかる施術は一切避け、最も遠い体幹部の筋癒着から解していきます。実は体幹には腸腰筋という大腿骨を上に上げる筋肉が存在しておりこの筋肉の動きを再活性させることで大腿骨周辺の筋肉の負担を減らすことが出来ます。体幹を再構築するだけで膝の状態を急激に変えることが可能です。それでも解決しない場合は、骨盤外側の筋緊張を取り除きます。特に大腿筋膜張筋の張りを弛めることで筋バランスが変わり膝関節の負担を軽減します。