膝痛(変形性膝関節症)時は「階段の下り」にこそ気をつける

階段は「上り」以上に「下り」を気をつける

階段の上り下りは膝に負担になります。特に膝に痛みを抱えている状態ですとなおさら階段の上り下りはキツイ作業になります。多くの方は階段は下りよりも上りがより大変であると感じていると思いますし実際に上りは下りよりも大変です。ですが膝の痛みにフォーカスすれば実は下りのほうがより膝を痛めやすいということになります。

階段の下りの状態は膝を痛くする「筋肉」を鍛えている

階段の下りの状態では実は体は落ちないようにしっかりとブレーキを踏んで体が倒れないようにしています。このブレーキになる筋肉こそが体を歪め膝に痛みを作っています。ブレーキの筋肉は非常に重要な筋肉ですがこの筋肉が過度に緊張して脚を歪め膝に痛みを作り出します。

膝が痛む時は極力階段は控える

階段の上り下りは本来足腰の筋肉を鍛え体力作りとしては有効です。ですが膝に痛みを抱えている状態ですと逆に筋緊張が激化し膝痛の解消に時間をかけてしまいます。膝が痛むときに限っては階段は極力避けることがベターです。

まとめ

階段自体が変形性膝関節症の方には辛いものです。階段は筋肉を鍛えるから身体全体として良いエクササイズになります。それは事実です。ですが変形性膝関節症の方にとっては階段は厄介な存在です。変形性膝関節症とは膝関節が変形し(歪み)それによって関節内のクッション機能である半月板や軟骨が炎症を起こした状態をいいます。具体的は軟骨や半月板には神経がないのでこの二つが磨耗して出た磨耗粉が炎症を引き起こしています。階段を上り下りしますと大腿四頭筋や太腿外側の筋肉を過度に緊張させてしまうために脚がゆがみます、この歪みが膝関節をさらに変形させるということです。当院では膝関節を歪ませる大腿四頭筋の緊張や太腿外側の緊張などを施術で解消していきます。膝関節を取り巻く筋肉だけでなくそれ以外の筋肉も全て異常な状態から正常な状態に導いていきます。結果膝関節の歪み変形を解消し関節内の軟骨や半月板の磨耗を防ぎ痛みを無くしていきます。

最後に 

「変形性膝関節症は階段の下りにこそ気をつける」をテーマに今回はブログを製作しました。本当は勿論階段は上りも下りもどちらも辛いのが変形性膝関節症です。というのも変形性膝関節症は膝関節が歪んで起こる症状です、膝関節が歪む動きは全て厳禁なのです。階段の上り下りは太腿前の筋肉を過度に使いますから膝関節が歪みやすくなるのです。太腿前の筋肉の緊張は変形性膝関節症の方にとっては非常に危険なわけです。階段の登りよりも下りに注意が必要なのは下り時は前に転倒しないように余計に力を入れて踏ん張るからです。というわけで階段の下りは膝痛の方は気をつけてくださいという意味でこのブログを製作しました。