「前重心」の方は膝痛(変形性膝関節症)に注意

前に体重が乗っている状態は太腿前を異常収縮させる

前に体重が乗っている状態、前重心の方は膝を痛めやすい、炎症を起こしやすい状態にあります。本来であれば前に3、後ろに7のバランスが理想的ですが前重心の方は前に7、後ろに3の状態でアンバランスに均衡がとれています。この状態は太腿前の筋肉に異常に負荷がかかり過度な筋緊張を起こさせ脚を歪ませます。

太腿前の筋肉はブレーキ筋、前重心の方は常にブレーキを鍛えている状態

前に重心が乗っている方は常に太腿前の筋肉を鍛えている状態になっています。この太腿前の筋肉は体が前に倒れないような役を果たしているブレーキ筋ですからブレーキが常に効いている状態に。ブレーキが効いた状態で車を走らせれば車は壊れるように人間の体も壊れます。それが膝痛であったり腰痛であるわけです。

ブレーキを外せば体は元に戻る、つまり膝痛は解消される

当院ではこのブレーキ筋の筋緊張を手技や筋膜リリースで解し、前重心をリセットします。前重心がリセットされますと重心は後ろに戻り太腿前に負荷がかからない状態になります。すると脚の歪みから解放され膝の痛みが解消します。

過度な「後ろ重心」もまた膝痛(変形性膝関節症)になる

理想のバランスは後ろに7だが8、9になると危ない

後ろ重心が過度になるとまた膝に負担がかかります。過度に後ろに重心が倒れますとそれはそれで不安定に。脚に過度に負荷がかかるため脚が歪み始めます。結果膝に痛みが生じます。

前に3、後ろに7の理想のバランス

過度な前重心、過度な後ろ重心もそれぞれ膝に負担をかけます。理想は前に3、後ろに7の重バランスです。この理想バランスに身体を導けば膝の負担は消えていきます。

メンテナンスにしない人は過度な前重心か過度な後ろ重心になる

どうして私は前重心なのか、どうして私は過度に後ろ重心になってしまったのか?多くの方は疑問に思いますがこれは全てメンテナンス不足です。メンテナンスしなければ身体は老化に伴いバランスを崩していきます。メンテナンスできていれば老化に関係なく身体は理想バランスを維持できます。

まとめ

前重心とはどういう状態でしょう?!前重心とは太腿の前の筋肉である大腿四頭筋が異常発達した状態、異常緊張した状態です。実は多くの方がこの筋肉が異常な状態になっています。身体をメンテナンスしていない場合多くの方がこの筋肉が異常に緊張しています。それによって前重心、前に身体が傾いている状態に陥っています。この状態と変形性膝関節症は何が関係があるのか?この状態は脚が歪みやすい状態にあるのです、O脚やX脚、XO脚になってしまう可能性があります、というよりも確実にどれかになっています。結果そのゆがみが膝関節を変形させたのが変形性膝関節症です。膝関節が歪みますと関節内の軟骨や半月板が損傷します、磨耗します。この磨耗によって発生した磨耗粉が痛みを作り出すのです。当院ではこのブレーキ筋である大腿四頭筋の異常緊張を施術で取り除いていきます、ブレーキ筋を外すことで身体の筋バランスを整え脚の歪みを解消します、脚のゆがみが解消されることで膝関節の変形も解消し関節内にある関節軟骨や半月板の損傷も防いでいくのです。結果磨耗粉の発生が終わり痛みは引きます。

最後に   

[「前重心」の方は膝痛(変形性膝関節症)に注意]というテーマで今回はブログを製作しました。重心の移動、狂いが変形性膝関節症に関係があるのは重心の狂い=筋肉の狂い=膝関節の狂いだからです。重心が狂っているということはそのまま筋肉の状態が異常であることを証明しているのです。変形性膝関節症が先進国では筋肉の異常が作り出していることは常識です。今回はその応用編をお伝えしました。