膝に水が溜まるとは?!何が起こっているのか?

必要もないのに水が溜まることはない

身体のメカニズムの構成上、必要もないのに膝に水が溜まるということは絶対にありません。水が溜まった方が身体にとって意味があるから水が溜まるのであってその水をただ抜いた方がいいということはないのです。関節に水が溜まることで関節の磨耗を防ぎ関節のストレスを緩和するのが水の役割です。

関節液が勝手に流れ出るほど身体はポンコツではない

水が溜まってしまったから抜きましょう、という判断は身体の自己防衛プログラムを理解していない証拠になります。人間の身体は完璧に緻密に出来ていますから無駄な防御反応など一切起こしません。関節液が膝関節に溜まる量すらも完璧です。

水を直接抜くのではなく、水が溜まらない状態に導く

膝の水を抜いて動きを取り戻すのではなく水が無くなるような状態に身体全体から導きます。身体のバランスを変えることで膝関節の負担を軽減し水の存在意義をなくします。

筋肉の状態を変えて膝関節を守れる筋肉に変える

身体が歪み、筋肉が異常な状態になり膝関節を支持できなくなって膝関節は壊れていくわけですがこの筋肉を元の状態に戻せばこの壊れるプロセスは止まります。筋肉がしっかりと膝関節を守れる状態にすれば膝関節は磨耗がストップし水もお役御免で退きます。

身体に起こる生理現象は無理やり解消してもまた再発する

身体は絶対に無駄な現象は起こしませんから、膝関節に溜まる水は必要性をもってそこに溜まります。必要性をもって溜まる水を無理やり抜けば必要性がある限り水は溜まり続けることになります。

必要性とは磨耗が続く状態

膝関節の磨耗が続く限り膝関節は壊れる方向に進んでいきますから水は溜まり続けます。膝関節の磨耗が少なくなっていけば身体は壊れる方向から逃れていきますから水の量は減っていきます。水が常にある状態は膝関節の動きが制限されて筋肉が痩せ細る原因になりますからそれはそれで問題なのです。

まとめ

水が溜まるの水は「関節液」といってこれは関節軟骨や半月板の再生産、修復を司る液体です。緊急用修復液です。あまりにも関節軟骨や半月板が損傷すると身体は関節液を大量に送り出して軟骨や半月板を修復します。この状態を水が溜まると表現します。多くの方はこの状態を解決するために病院に行って水を抜いてもらうわけです。ところがこの水を抜けば修復が遅くなるわけですから軟骨や半月板は益々ダメージが進み最悪のことになります。半月板や軟骨はそもそもが大腿骨や脛骨のクッション機能を果たしていますからクッションを失った骨は削れてしまします。これは致命的に痛いことです。変形性膝関節症は筋肉が異常な状態になり左右前後の筋バランスが崩れ脚が歪み、膝が歪み起こります。ですから当院ではこの筋肉の異常を施術で取り除き脚の歪み、膝の歪みを解消していきます。結果膝関節の変形が是正されて関節軟骨や半月板の損傷も解消されていきます。痛みは無くなります。

最後に

「膝に水が溜まるとは?!何が起こっているのか?」をテーマに今回はブログを製作致しました。多くの方は膝に水が溜まってしまったらビックリすると思います。何がいったい起きているのか?途方に暮れるはずです。病院の先生の指導を守ってきたのに、医師の注意は守ってきたはずなのに、、と。ここで覚えていて欲しい点は日本以外の先進国では運動療法で変形性膝関節症を治すということです。筋肉の状態を良くすることで膝痛を改善させるのが世界の常識、日本の非常識です。この点を理解頂けるとなぜ自分に今水が溜まっているのかも理解できるはずです。