サルコペニアと膝痛(変形性膝関節症)の関係性

サルコペニアとは筋力の低下のこと

老化により膝痛を専門用語ではサルコペニアによる膝痛を呼びます。簡単に言えば老化による筋力低下膝痛です。これは誰でも男女でも、国籍関係なく全員が対峙する問題ではあります。ですがこのサルコペニアによる膝痛は年齢を大きく人によって変えることができるのもまた事実です。50代からこの問題と戦うか、90代からこの問題と戦うかです。

 

本当のところ年齢ではなく運動を辞めた時が筋力低下のスタート

もう年だからという理由で筋力低下になるのではなく実は運動を辞めることで体が筋肉を維持するのをやめ筋力が低下しているというのが実態です。私は長年の経験から強い筋力を長年維持している人を多くみているのでそれははっきりと分かります。老人だから、高齢だからという理由で運動を辞めた時がサルコペニア、筋力低下がスタートします。

筋力低下と膝痛を真剣に考える

運動をすれば膝痛が解消するというほど膝痛は単純ではありません。ですから膝痛=筋力低下=筋トレで改善ではありません。正しい筋トレ、正しいストレッチ、正しい筋力アップが膝痛を改善します。このブログでも再三に渡って正しい筋力アップを提案していますから参考にしてください。

  サルコペニアの注意点
運動をしない人は20代から筋力低下が起きているため膝が痛くなったときには既に筋力不足がかなり進行している
膝痛になった際にセルフケアをはじめても効果のある運動をできる感覚が身に付くまで時間がかかる
膝痛になった際にセルフケア、エクササイズを始めたくても膝が痛くて逆に難しくなっている
エクササイズで筋肉をつける感覚は若い時期に身に付けていないと知識で伝えても頭ですら理解できない

 

まとめ

変形性膝関節症は身体のゆがみ、脚の歪み、膝関節の変形、歪みが原因です。そしてその歪みの原因は筋肉の異常です。筋肉の異常とは筋肉の硬直と不足です。今回のブログのテーマ、サルコペニアは筋力の低下を意味しますから確かに膝痛と大いに関係があります。ただしこれを老化=筋力の低下と考えるのは時期尚早です。筋肉は実は何歳であっても鍛えれば再強化されます。負荷を与えれば年齢に関係なく強化されるのです。ですからサルコペニアで膝痛になったというのはただ単純に筋肉をケアしていないというそれだけです。筋肉を手入れして異常を正常に戻せば全ては解決します。当院では変形性膝関節症の主原因である筋肉異常を施術で解消していきます。過度な緊張を取り去り、しっかりと使える筋肉を作り上げます。これを同時進行で行うことで膝関節のゆがみを解消し関節軟骨の圧迫を改善します。

最後に

変形性膝関節症に関していえばサルコペニアと無関係の膝痛はほぼないと考えてもいいかもしれません。というのは田舎の方に行きますと足が極端に歪んでいるに関わらず普通に歩いている方が多数います、O脚レベルではない脚で普通に歩いています。これは筋力がかなり強く膝関節を守っているからできる芸当です。現代は肉体労働者はほとんどいないので普通に生きていれば年々筋肉は衰えていきます、こん筋肉の衰えによって身体は歪み、脚も歪み、膝関節も歪み痛みは増していきます。これを改善するためには考え方を改めて頂き筋肉をケアすることを覚えて頂くほかありません。筋肉は刺激を加えれば何歳だろうと復活します。筋肉に年齢は関係ないのです、あるのはケアをしてこなかった期間だけです。


サルコペニア(sarcopenia)とは、加齢による骨格筋量の低下と定義され[1]、副次的に筋力や有酸素能力の低下を生じる。筋肉量の低下を必須項目とし、筋力または身体能力の低下のいずれかが当てはまればサルコペニアと診断される[2]。量を制限する食事療法はサルコペニアのリスクを高めると指摘されている[3]

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