スポーツ外傷を安易に考えてはいけない

半月板損傷、靭帯損傷と言われるスポーツ損傷を軽く考えると長引く

スポーツ損傷と言われる半月板損傷、靭帯損傷はスポーツのし過ぎ、トレーニング過多から起こるわけですが重要なことは同じトレーニングをしても損傷を起こす方と起こさない方に分かれるということです。ただ他の人よりも無理をしたからと簡単に考えますと損傷を長引かせます。

 

身体の重心が大きく外に張り出すことで引き起こされている

この点をしっかりと認識しないとスポーツ損傷は長引きます。同じトレーニングをしてスポーツ損傷になっているということはトレーニング量が同じということ、頑張ったから、無理をしたからと病院の先生に言われてしばらく安静にしているだけでは何度も同じことを繰り返します。身体の使い方が間違っていてスポーツ損傷が起こっている点を認識してください。

突然激しく痛み出した場合は先ずは病院に

突発性の痛み、突然の激しい痛みについては速やかに病院に行くべきです。組織的な損傷、壊死や化膿性の炎症が起きている可能性がります。化膿性関節炎、大腿骨の突発性骨壊死などは迅速な治療が必要になります。突発性の病気が治り慢性的な症状になった場合は身体の使い方そのものを変え膝痛を改善しなくてはなりません。

まとめ

スポーツ外傷を安易に考えてはいけない、、これはスポーツ時の事故は危険という意味では全く無くむしろスポーツする以前に事故を起こすか否かは決まっているということです。スポーツは実は膝には全くリスクはありません、身体のバランスが崩れた状態でのスポーツは大いにリスクがあります。ここがポイントです。中心軸で立てず、内側重心から外側重心に移行した身体はスポーツが大いにリスクになるのです。身体が歪んでいて、足も歪んでいて、膝関節に負荷がかかっているからです。一度膝を怪我したスポーツ選手が何度も膝の痛みに苦しむのは膝が弱くなってしまったという理由では断じてありません。人間の身体は複雑骨折すら半年間で完璧に回復するのです、しかも強度を上げて。ですからスポーツ時に一度膝を怪我した選手がまた怪我をするのはそれは重心や身体の使い方が全く変わっていなかったということです。ここを理解しないと一生膝痛と付き合わなくてはならなくなります。怪我をした根本原因にメスを入れないと一生変形性膝関節症と付き合っていかなくてはならなくなります。当院ではスポーツ時の事故で膝痛になってしまった方でも慢性膝痛の方と同じ施術をします、スポーツ時の事故は慢性膝痛のスタートに過ぎないからです。脚の筋肉異常を施術で解消し股関節周辺の筋肉異常を解消し脚の歪みを改善、膝関節の変形、歪みを取り去ることで痛みの根本を消滅させていきます。

最後に

短期的な膝痛であれば安静にしていれば必ず治ります。ですが長期的な膝痛は根本原因が筋肉にあります。詳しくは筋肉の筋バランスにあります。ですからこの筋バランスを変えるほか改善方法はありません。長年のスポーツで脚の筋肉を酷使し過ぎて過度な硬直や過度な癒着、過度なゆがみを脚に作り出しているのです。アメリカでは変形性膝関節症を運動療法で治します。スポーツによる膝痛はただ運動すればいいというわけでなく筋肉を柔らかくする意識が必要になります。