膝に水が溜まっている時点で立った状態でのストレッチ体操は禁止
先ず水が溜まっている状態においても膝が熱を持っている状態と持っていない状態に分かれます。もしも膝に熱がある場合は現在進行形で炎症を起こしていますから絶対に無理はしてはいけません。無理をすれば炎症を長引かせるだけになります。もしも熱をもっていなければ積極的にストレッチや体操をしするべきです。ただし膝に負担がかかればさらに症状を悪化させますからあくまで膝に負担がかからないということが最低条件です。
寝た状態のストレッチ、体操であれば膝に負担がかかることは全くない
私が強くお勧めしたいのが寝た状態でのストレッチ、体操です。寝た状態のストレッチや体操は膝に全く負担を強いないので膝の状態を良くすることはあっても悪くすることは絶対にありません。是非恐れずに積極的に寝た状態での膝痛解消ストレッチを心がけてみてください。
立った状態でのストレッチや体操は逆に膝を痛める
立った状態でのストレッチや体操は逆に膝関節に負担を強いてしまい痛めてしまう可能性があります。膝に水が溜まっている状態は既に軟骨が磨り減っていることを証明していますから軟骨に負担がかかる行動が絶対に良くないのは明白です。
まとめ
変形性膝関節症と病院で診断された場合、ストレッチなどのセルフメンテナンスは今後必要になると考えてください。何もしてこなかったから膝痛になったわけで何もこれからしないという判断は危険です。とはいえセルフメンテナンスであれば全てやったほうがいいという安易な話ではなくやるべき内容はその時の状況によって別れます。基本的には膝に負担をかけないという条件でストレッチは有効ですし、マッサージも有効です。膝に負担がかかるストレッチは辞めた方がいいです。当院では一人一人の状況に合わせてセルフメンテナンス、セルフストレッチの内容をお伝えしていきます。膝に負担をかけず確実に結果がでる内容のセルフケアをお伝えします。
最後に
アメリカを始めとする日本を除く先進国では変形性膝関節症は運動療法で完治させます、ですから水が溜まっているからといって安静にするということはありません。水が溜まった状態はそれだけ膝関節が磨耗している状態ですから磨耗しないような脚にするしかないのです。筋肉が硬直し、筋力が衰えて症状が悪化していますから筋肉を柔らかくして筋肉を再強化することで膝痛を完治させていきます。
ストレッチとは
wikipedia
スポーツや医療の分野においてストレッチ(英: stretching)とは、 体のある筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を引っ張って伸ばすことをいう。筋肉の柔軟性を高め関節可動域を広げるほか、呼吸を整えたり、精神的な緊張を解いたりするという心身のコンディション作りにもつながるなど[1]、様々な効果がある。
なお、ここでいう筋肉とは骨格筋のことである[2]。