「50歳以上の膝痛」は変形性膝関節症と判断して間違いない

「クッション」の役割を担う「関節軟骨と半月板」の軟骨組織が磨耗していく

西洋医学的にみた変形性膝関節症は膝関節のクッションを担う組織(関節軟骨やは半月板)の軟骨組織が長年の使用で磨耗を重ね軟骨組織が粉々になり痛み物質を刺激し痛むという見方です。この見方は間違っていません。ですがここで大きな問題が一つ、その原因を老化で片付けることです。本当に経年劣化が原因ならなスポーツ選手は若い時期にこの症状を抱えるはずです。ですが実際は全く関係ありません。

 

根本原因は「経年劣化」ではなくその組織に負荷が大きくのしかかっているということ

西洋の先生は問題の原因を表面的には捉えていますが、根本が間違っています。老化や運動不足、経年劣化が膝痛を引き起こしているのではなく、今現在膝関節に負荷がかる歩き方になってしまっているということ、膝関節に重い重りが乗っている状態になっているからこそ今痛むのです。この根本原因に触れずに水抜きやNSAIDs、ヒアルロン酸関節注射で問題を先送りするから膝痛が長引くのです。

  膝痛が経年劣化で起こるという説の嘘
関節軟骨は関節液で日々修復している
筋肉は年齢に関係なく負荷を加えれば鍛えられる
身体のゆがみが原因で筋肉は落ちているだけ
身体の使い方を変えるだけで痛みが解消する

痛みを作り出す「磨耗粉」を発生させない脚にするほか解決しない

膝痛は症状が進めば進むほどに痛みが悪化するならば多くの方は現在の対処療法をすぐに諦めて他を探すはずです。ところがそうではなく病院に通い続ける理由は痛みが初期と中期でそれほど変わらないからです。これは磨耗粉の発生が初期の方が多いことから成り立ちます。よって多くの方は間違った対処療法を続け症状が悪化しているにも関わらず痛みが変わらないことをいいことに継続してしまうわけです。根本解決は磨耗粉を作り出さない身体に変えることこれしかありません。

まとめ

50歳という年齢はどのような年齢でしょうか?女性であれば閉経の時期です。女性は閉経することで身体のバランスが変わっていきます。実は生理は身体の最大のデトックスを担ってきました、この最大のデトックスが一つなくなるのです。つまり身体が汚れやすくなるということ。女性は男性よりも綺麗なのは生理があるからです、生理で毎月身体の浄化をしていたわけです。この身体の浄化作用が無くなりますと何が起こるか?身体が汚れ筋力も落ちやすくなります。筋肉が落ちるとどうなるか?身体が歪みやすくなります。歪みやすくなるということは膝関節も歪みます。この歪みが変形性膝関節症です。身体が歪まないために何もしてこなかった方は50歳という年齢を契機にさらに歪んでいきます。ここで膝に痛みが生じ始めるわけです。ですからこの段階で湿布や鎮痛剤、水抜きは効果が無いのです。歪みのレベルが閾値を越えたから炎症が起きているのです。歪みをまた閾値の範囲内に戻さなくてはならないのです。ところがです、この説明を医師はしない、老化や経年劣化と説明してしまう。これで手術予備軍が一人追加されました。当院では身体の歪み、脚の歪み、膝関節の歪みにフォーカスして施術を行います。再び痛みがでない範囲の歪みに戻していくのです。歪みが解消されればされるほどに痛みは軽減します、それは当たり前のこと、変形性膝関節症が変形でなくなっていくからです。変形でない膝関節症はありません。

当院の施術について

当院では変形性膝関節症を筋肉の異常が起こす症状と考えます。特に高齢者の変形性膝関節症に関しては筋肉の疲労、癒着、硬直に加えて痩せ細りが確実に加わります。筋肉が固まりさらに痩せ細っていて膝関節を支えきれなくなっていると考えます。支えきれない膝関節は形状がゆがみ、変形し関節内部の関節軟骨や半月板が磨耗し始めます。これが痛みになります。当院ではこの筋肉の異常を施術で一つ一つ解消していきます。膝関節周辺の異常、股関節、骨盤周辺の筋肉群の異常にまで施術で解消していきます。これを延々と繰り返していくと膝関節の痛みが軽減ししっかりと歩くことが出来るようになるのです。しっかり歩くことが出来るようになりますと痩せ細った筋肉も強化され痛みの再発を防止することが出来ます。鍛えるのが先か異常部位(硬直)を取り去るのが先かは重要なポイントになりますが私は先ずは異常緊張部位を取り除くことで変形性膝関節症を解消していきます。痛みの軽減に比例して正しい筋肉を使って歩けるように促し筋力の強化を図ります。

最後に 

50歳を超えると突然膝を痛めやすくなります。ちょっとした力仕事を契機にいきなり膝が痛くなるのです。50歳を超えての膝の痛みは変形性膝関節症と考えて先ず間違いないと思います。膝の関節が変形しその変形に関節内の軟骨が耐え切れず痛みを発生しているのです。日本を除く先進国ではこの変形性膝関節症を運動療法で治します。あらゆる運動をすることで筋力を再強化して膝関節の変形を解消し痛みを消すわけです。日本ではいまだに投薬治療や湿布、ヒアルロン酸注射などが行われていますがそれは時代遅れの治療法になります。