「水抜き+ヒアルロン酸注射」の合わせ技を頻繁に推奨する医師に注意

先ずは水を抜いてそのままヒアルロン酸注射を、の流れ

膝関節症において保険点数を効率よく稼ぐ方法として「水抜き+ヒアルロン酸注射」の合わせ技があります。一つの注射器で水抜き、アンプルを変えてヒアルロン酸注射の合わせ技です。これは効率よく保険点数を稼げるため医師によっては毎回これを推奨するケースはあると思います。毎回毎回通院する際にこれを推奨された場合は注意が必要です。

 


よくいわれる「水が溜まる」とは関節液や滑液とも呼ばれる体液が関節内外で過剰に分泌されて溜まったもののことで、これは炎症を起こした部位を防ごうとヒトの生体が行なう防御反応の1つであり、それ自身は症状ではあっても病気ではない。もともと適正量は関節包内にあって潤滑の助けとなっている。
関節包の後方に穴が開いて関節液が膝裏に溜まったものを膝窩嚢腫(ベーカー嚢腫)と呼ぶ。関節包に穴が開かなくても、過剰な関節液が関節包を膨らませて関節前方に腫れるものが関節周囲炎や関節関節包炎と呼ばれるものになる。
日本では「水を抜くと癖になるので良くない」と言う患者もいるが、迷信か思い込みであり、関節液の過度の滞留は患者の痛みとなっても体の自然治癒を助けることにはならず、注射前に十分に患部の殺菌処置を行なう必要があるが、注射器で何度も「水」を抜いても「癖になる」訳ではなく、抜く抜かないに関わらず炎症が続けば「水」は溜まり続ける。

wikipedia

本当にこれで根本治癒になっているかを聞いたほうがいい

毎回毎回「水抜きとヒアルロン酸注射」の合わせ技を推奨する医師に出会った場合は、本当にこの処置で根本治癒に繋がるのかを聞いてみてください。恐らく老化による膝関節症だから様子をみるしかない、、といった説明ではぐらかし根本治癒に繋がるか否かの回答は避けるはずです。なぜか?それは投与している医師本人が根本治癒になっていないことを重々承知しているからです。

関節水症が起きても実は膝の痛みにはならない

変形性膝関節症などで関節に水が溜まることを関節水症と呼びますが、この水の目的は炎症を抑えるために関節液が過剰に分泌され起こっています。勿論この関節液があまりに多く分泌されてしまうと膝の動きに制限を加えますから動きにくくはなりますが事実この関節液で炎症は抑えられているのです。ところがこの関節液を抜くということは身体の意図に反しています。こんな馬鹿げた治療が日本では横行しているのです。全ては保険点数が制度の影響です。

まとめ

アメリカではヒアルロン酸注射と水抜きの合わせ技を医師がしないのは民間保険会社がそれを許さないからです。それはその効果に疑問があり無駄な治療費を保険会社が支払うことを拒否しているからです。医師は運動療法を用いて変形性膝関節症を改善させていきます。日本ではこのヒアルロン酸注射、水抜きを保存療法として未だに行っていますがこれは支払うのが民間会社ではなく税金だからです。この医療方法の違いは深刻で民間の第三者が入らない今現在の日本医療制度の問題点です。当院では変形性膝関節症の主原因を筋肉の異常と捉えます。膝関節周辺、周辺以外の筋肉の異常な状態が膝関節を歪ませ関節内の軟骨を圧迫し磨耗させ痛みを発生させていると考えます。この筋肉の異常を一つ一つ施術で解消することで膝関節の歪み、変形を解消、関節内の軟骨、半月板の磨耗を解消します。

最後に

湿布を大量に処方する、薬を大量に処方するのは昔の日本の医院であれば常識でした。特に地方の小さな整形外科に行きますと大量の湿布、薬を処方されます。医療の進化は早いのですが日本の医療制度には長短あり、そこは真剣に理解しないと自分の身体を犠牲にしてしまいます。変形性膝関節症に関しては医者任せ、病院任せは完治を遅くします、しっかりとそこを自覚して向き合って頂ければと思います。


ヒアルロン酸の注射は変形性関節症の治療法のひとつ[2]。追加して、21歳以上での、顔のシワや唇への注射がFDAによって承認されており、この使用法では若々しい外観の維持に使われている[1]。浸透圧保護剤などと組み合わせて、ドライアイに有効とされる[3]
また角結膜上皮障害の治療薬、白内障・角膜移植手術時における前房保持剤として利用するほか、過酸化水素水と混ぜ合わせたものをがん放射線治療増感剤として用いる。

wikipedia