「裂けた半月板」を取り除くとなぜ痛みが増すのか?

半月板は膝のクッションである

半月板は軟骨組織、膝関節のクッションを意味します。この半月板が日々の重圧に耐え忍び最終的に裂けてしまい痛みを作り出します、この痛み解決のために手術、内視鏡手術で半月板を取り除くということをしますと何が起こるか?クッションが膝から無くなってしまうことになります。クッションを失った膝はどうなるか?体重がそのまま膝に乗るようになり膝関節はさらに壊れていくということになります。

 

関節鏡とは


直径は4mmで、先端に小さなレンズが付いており、これで関節内を観察する。関節鏡は大きなモニタにつながっており、これを見ながら手術を行う。主に内側膝蓋滑膜ひだ障害離断性骨軟骨炎の手術などに使われている手法である。

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壊れたクッションを取り除くという安易な考え

人間の身体は複雑骨折だっても半年間で完治します。粉々に砕けた複雑骨折が完治するわけですから半月板が裂けたとして正しく処置する、半月板に負担がかからない身体に切り替えれば問題は解決します。そのためには病院であれば運動療法が必要になります。ところがこの運動療法は病院にとって儲からない療法になります、ここに大きな問題があります。そこで安易に半月板を取り除くという方向に行くわけです。


半月板(はんげつばん、Meniscus)は、ヒトの関節の間にあってクッションとなり、膝の円滑な運動を助ける働きをする軟骨組織である。
膝関節の左右に半円形ずつ1対の三日月状の板が合わせて円環状に位置しており、それぞれ「外側半月板」と「内側半月板」と呼ばれる。これら2つの半月板の間を「前十字靱帯」(ぜんじゅうじじんたい)と「後十字靱帯」が分断して、上の大腿骨(だいたいこつ)と下の脛骨(けいこつ)とをつないでいる。半月板の上面は大腿骨の(関節軟骨面の)球状の面にほぼ沿っており、下面は脛骨の(軟骨面の)平らな形状に沿っているため、周囲は厚く関節内側が薄くなっている。
2枚の半月板は左右で形が異なり、体の内側の方が大きく外側は小さい。膝の屈伸に応じて半月板も動き、内側半月板が6mm程度、外側半月板は12mm程度前後に移動する。周囲が関節包に繋がっており周囲側の分厚い部分3分の1弱は完全な軟骨組織でなく、そこから入った血管も部分的に走っているが、関節内側の半月板が薄くなっている部分には血管がない。この部分は同じく血管がない関節軟骨と同様に、栄養は関節液より得ているが、自己治癒能力はほとんど無く、過度な加重などによる断裂時には自然に再生することは望めない[1]
半月板はスポーツ選手が傷めることが多く、病傷名は半月板損傷と称す。


身体のバランスを施術で変えてしまえば解決する

整体施術では身体のバランスを変えることで半月板に負担がかからない身体に切り替えていきます。運動療法の前段階として歩き方の癖を施術で壊してしまうわけです。身体の外側にある過度な筋緊張を取り除き、使えていない内側に刺激を与えていきます。運動療法の究極的な形です、筋肉の癖を解放して正しく歩ける形に導いていくのです。

半月板というクッションは柱(筋肉)がしっかりしていれば削れない

半月板という膝のクッションは膝関節を支持する筋肉がしっかりしていれば全く問題を起こしません。ですので膝関節を支える筋肉が正常に働く、機能するように身体をシフトすれば全ての問題は解決します。感覚としては先ずは支持する筋肉が正しく機能するように歪みを取り除く、そして然るべき筋肉が機能することで筋肉が再強化して再び膝関節を正しく支持する状態にするというものです。

 

半月板損傷はなぜ起こるのか?

半月板は本来膝のクッションであり圧迫がきつくなれば壊れるのは当たり前。

圧迫を起こした原因を究明すれば二度と膝関節の圧迫が無くなるためそこが半月板損傷の一番の解決方法になる

身体の歪みが筋肉のバランスを崩し膝関節を支える筋肉が欠落することからゆがみが改善するまで身体を変えることが最重要

当院の施術

膝が痛い、その原因は壊れた半月板の破片が原因だからその破片を取り除けば痛みが解消する、それはその通りです。間違いなく痛む要素はなくなります。ですがこの日本では当たり前の手術、アメリカでは現在行われておりません、スポーツの事故や交通事故など突発性のもの以外基本的にこの手術が行われない。それはなぜでしょうか?アメリカでは民間保険会社が病院に治療費を払うため効果がない手術を許可しないのです。効果がない?効果はあります、ですが一時的な可能性が高いのです。それはなぜ半月板が損傷したかの原因に迫れば一目瞭然です。半月板が損傷した原因は半月板に負荷、圧迫がかかったからです。なぜか?それは骨格の歪みです、そしてその歪みを支える筋肉がなくなってしまったからです。歪みを改善し、歪みに絶えうる筋肉を再強化すればこの問題は解決するのです。ですがこれを日本の病院で行うとなると保険点数を稼げないばかりか理学療法士を雇わなくてはならないのです。日本の医療制度では経営的に難しいのです。つまり日本で変形性膝関節症や半月板損を本気で治すつもりならば自分の力で治すほかないということです。病院を頼らず自分で情報収集し自分で治る方法を探さなくてはならないのです。肩こりも実は同じです、日本の病院で肩コリを治してくれる病院はありません。当院では筋肉の異常な状態を施術で解消しながら脚の歪みを是正していきます、脚の歪みを取り除くことで膝関節の圧迫、関節軟骨、半月板の負担を軽減し根本的解決を図ります。

まとめ

半月板は膝を壊さないためのバンパーのような役割をします。膝関節には関節軟骨と半月板が存在し、さらに大腿骨、脛骨が存在、これらを靭帯で固定して完成しています。半月板は軟骨はクッション、バンパーの役割を大腿骨や脛骨は柱の役割、靭帯でそれを補助的にサポートしています。膝関節が壊れて行く際にバンパーである軟骨や半月板が最初に壊れることはある意味正しいこととも言えます。ですかから半月板や軟骨が壊れた際にはこれ以上膝関節を絶対に壊してはいけないと膝関節のメンテナンスをすることが正しい解釈なのです。軟骨や半月板が損傷、磨耗しないような身体に切り替えることでそれ以上の症状の進行を防ぎます。

最後に

半月板の問題も、変形性膝関節症も日本を除く先進国では運動療法で解決します。理学療法士が筋肉を適正に動かすように指導することで解決します、そう膝関節の問題を筋肉の異常を取り去ることで解決するというやり方は世界の常識なのです。裂けた半月板を取り除く、裂けた半月板が靭帯等に触れて問題を起こしているから半月板自体を手術で取り除いてしまおうという発想は理解はできます。ただしそれで終わってしまったらまた何かしらの問題が生まれることは明白です。

運動療法(うんどうりょうほう、英語: Exercise therapy)とは、身体の全体または一部を動かすことで症状の軽減や機能の回復を目指す療法のこと[1]治療体操機能訓練などとも言う。運動療法というのは、その名称どおり、運動すること、つまり身体を動かすこと、を治療法として用いることである。