「治療としてのウォーキング」は痛みが皆無になってから

「治療としてのウォーキング効果」は確かにあるが、、、

変形性膝関節症において治療としてのウォーキング効果は確かにあります。膝の関節軟骨は動かさなくては栄養素が枯渇してやせ細り機能を損ないます。ですから健全な人間であればウォーキングは確かに膝に良いのです。ですが膝に痛みを今現在抱えている方がウォーキングをすれば逆に関節軟骨を磨耗し磨耗粉がサイトカインを発生させさらに痛くなります。

 

ウォーキングの特徴
メリット デメリット
膝痛時でなければ筋トレになる 膝痛時は逆に痛みが増す
膝痛時でなければ全身運動になる 筋力は付くが膝関節を支持する筋力ではない
正しく歩けば体幹が鍛えられ脚の負担が減る 膝痛時は脚のゆがみが逆に助長される

痛みが無くなったら是非「ウォーキング」もして欲しい

今現在変形性膝関節症などで膝が痛む方は歩きたくてウズウズするはずです。その場合はいち早く痛みが無くなるようにして歩いてください。歩いたらまた痛みがぶり返すという場合は膝関節、関節軟骨、半月板にまだ無理な力がかかっていますから歩くのを控え痛みを取り除く運動療法に切り替えてください。痛くなってもショックを受ける必要は一切ありません、歩く準備がまだ出来ていないだけ、準備に専念すれば良いのです。

歩くための「準備」とは何か?

では歩くための準備とは何でしょうか?それは正しい姿勢で正しく歩くことができる身体にすることです。筋肉の強張り、癒着を取り除き、弱った筋肉を鍛えて姿勢を良くすることです。そのために正しい施術があり、正しいストレッチ、マッサージなどがあります。逆に言えば姿勢が悪くなるような運動は全て膝痛を悪化させると思って問題ありません。そして姿勢が全く変わらないような処置、例えば鎮痛剤やヒアルロン酸注射、水抜きなどは膝痛根本完治にはなりません。

ヒアルロン酸の注射は変形性関節症の治療法のひとつ[2]。追加して、21歳以上での、顔のシワや唇への注射がFDAによって承認されており、この使用法では若々しい外観の維持に使われている[1]。浸透圧保護剤などと組み合わせて、ドライアイに有効とされる[3]
また角結膜上皮障害の治療薬、白内障・角膜移植手術時における前房保持剤として利用するほか、過酸化水素水と混ぜ合わせたものをがん放射線治療増感剤として用いる。

wikipedia

まとめ

ウォーキングが膝に良いか悪いかの判断はその時の膝の状況によって大きく異なります。健康な脚、膝であれば一定量のウォーキングは筋力を鍛えるので重要です。ですが多少でも痛みがある方の膝ですと歩けば歩くほど膝関節内の軟骨や半月板が削れてしまうのでこれは辞めた方がいいということになります。当院では変形性膝関節症は筋肉の異常が原因と考えます。実際に筋肉の異常を施術で解消していきますと膝痛は解消していきます。筋バランスが整い膝関節内の軟骨や半月板の圧迫が解消されるからです。ウォーキングはした方がいいので早い段階で痛みを解消した上でお勧めします。ただしただウォーキングをするだけでは筋肉は再び硬直してしまうのでその後のケアは重要です。

最後に

日本を除く先進国では変形性膝関節症は運動療法で治しますから歩いて膝痛を治そうとする姿勢は非常に良い姿勢です。筋肉の強度が膝痛に影響をしていることを知っている方の発想です、ですから基本的には素晴らしい発想なのです。ですがやはり膝痛にも関わらず膝に負担がかかる運動、エクササイズは膝痛を悪化させます。重要なことは膝に負担をかけないで筋肉状態を良くするということです。