「前十字靭帯損傷」と「大腿四頭筋(ブレーキ筋)」の関係について

スポーツ時の事故で起こる「靭帯損傷」について

スポーツ時に無理な動きで前十字靭帯が損傷する事故が度々起きます、これはなぜ起きるかといえば、スポーツ時の急激なストップ動作です。ストップ動作、このストップ動作は太腿前部の筋肉が主になって行われるわけですがこの筋肉が硬直すると事故が起こりやすくなります。

前十字靭帯損傷とは


主にスポーツをしている人にこの損傷はよく起こる。特にサッカーバスケットボールスキー等の急激な方向転換を伴うスポーツや、ラグビーアメリカンフットボール格闘技など、コンタクトの多いスポーツにおいて、自分の意思とは違った方向に関節が強制的に持っていかれたり、地面に着地した際に、体重で大きく曲がってしまったときに起こる。受傷時にはたいてい、体内で「ブチッ」と音がし、そのときには多少の困難さは有るが、歩行は可能なことが多い。受傷後の翌日には、膝に多くの血液が溜まっていることが多く、こうなると歩行は困難となる。
また、膝部位にある前十字靭帯は単独での損傷は少なく、たいていは他の器官(半月板内側側副靭帯など)の損傷を伴うことが多い。
男性よりも女性に好発することが報告されているが,その頻度は2倍〜8倍と報告によってまちまちである。また、女性に好発する要因ははっきりしていない。
前十字靭帯は血液の流れが非常に悪い部分なので自然治癒することはほとんどないが、損傷・断裂した場合でも、膝周りの筋肉を鍛えることで日常生活やレクリエーション程度のスポーツであれば問題なくこなすことができる場合もある(保存療法)。しかし、換言すると、保存療法によって競技レベルでのスポーツに復帰することは難しいことが示唆されており[1]、一般的には手術によって再建するしか治す方法はない。
また、前十字靭帯の断裂は、将来的に変形性膝関節症の発症リスクを高めることが知られている。前十字靭帯の断裂経験がある人は、そうでない人の3.62倍、保存的療法を行なったケースでは、再建した人の4.98倍にまでリスクが高まるという報告も存在する[2]

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「ブレーキ筋である大腿四頭筋」の異常発達が全ての故障を招く

前十字靭帯損傷であっても変形性膝関節症であっても実はメカニズムは全て同じで太腿前の筋肉(大腿四頭筋)の異常発達が症状の主の原因です。ブレーキ筋の異常発達が何が悪いのか?ブレーキが発達すればするほどに裏にあるアクセル筋(ハムスト)が上手く使えなくブレーキとアクセルの使用方法が誤ってくることが主な原因です。

大腿四頭筋とは


大腿四頭筋(だいたいしとうきん)は、下肢の筋肉のうち、大腿骨に繋がる筋肉である大腿筋のうち、大腿骨を挟み四方に存在する筋肉の総称である。全身の筋肉の中で、最も強くて大きい筋肉である。作用は膝関節の伸展である。
大腿四頭筋には大腿直筋外側広筋内側広筋中間広筋が含まれる。

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「アクセル」と「ブレーキ」の使用比が逆転して起こる

本来はハムスト(アクセル)が7、太腿前部(ブレーキ)が3の割合で使われていれば膝は壊れずに済みます。ところが全くメンテナンスしていない体はこの割合が真逆になります。アクセルが3でブレーキが7の割合で筋肉の構成比が成り立つようようになります。これによって膝に無理な力がかかり前十字靭帯などが損傷するのです。病院ではただその状態を治そうとしますが、それでは何度でもこの損傷を繰り返すことになります。


ハムストリング(hamstring)とは、人間の下肢後面を作る筋肉の総称。ハムストリングスとも呼ばれる。ハムストリングとは「もも肉のひも」という原意である。これはハムを作るときになどのもも肉をぶらさげるために、これらの筋の腱が使われたことに由来している。

「ブレーキ筋(大腿四頭筋)」の筋緊張解放以外に治す方法は無い

前十字靭帯損傷をすれば多くのスポーツ選手は安静にして回復を待ちます。そしてある程度痛みが引くと緩やかな運動からまたスポーツを再開することになります。ところが前十字靭帯が損傷した真の理由を知らないで再開すればスポーツを重ねれば重ねるほどにまた同じ事故が再発することになるのは当然のことです。当院ではブレーキ筋(大腿四頭筋群)の強張りを施術で行います。強張る癖を取り除くことで再発防止を図ります。

まとめ

「前十字靭帯損傷と大腿四頭筋(ブレーキ筋)の関係について」というテーマで今回ブログを製作しました。前十字靭帯損傷だけでなくスポーツをして膝を痛めたケースの多くは私が観察する限り大腿四頭筋の異常発達及び異常硬直であることが多いです。大腿部四頭筋はブレーキの役割を果たしこの筋肉が異常発達及び異常硬直するということはブレーキが常日頃から利いている状態です。この状態でフルパフォーマンスで運動をすれば当然壊れるわけです。それが前十字靭帯損傷であったり半月板損傷であったり通常の変形性膝関節症であったりするわけです。当院では大腿部四頭筋群の異常発達、異常硬直を施術で取り除くことで膝の異常を解消していきます。