「痩せるために筋肉を落としてしまう」と逆に変形性膝関節症は悪化する

体重過多は確かに膝に悪いが、痩せるために筋肉まで落とすと悪化する

体重過多は膝関節症には避けなくてはならないことです。ですがそのために無理な減量をして体重を落とそうとしますと今度は筋肉が落ちてしまいます。そうなれば膝関節は益々歪み軟骨組織が磨耗し変形性膝関節症は悪化します。痩せる=脂肪削減であって筋力削減は失敗に終わります。

体重過多は全て膝に圧し掛かる

体重過多は膝に圧を加えます。膝関節がなぜ潰れないかといえばあらゆる筋肉が潰れないように支持しているからです。ちょうど家を支える柱のように筋肉が膝関節を潰さないように耐えています。この筋肉の強さを超える体重が膝関節に乗りますと膝はつぶれます、変形性膝関節症や半月板損傷に陥ります。

食べない生活で落とすのではなく食べる内容を変える

食べない生活や、食事を我慢する方向で減量を目指せば脂肪を残し、筋肉を減らすことになります。そうではなく食べる内容を変える、食事の頻度を増やすことで減量を目指せば無理なく自然に痩せることができます。では痩せる食事の内容とは何か?それは加工食品を出来る限り避け、なるべく自然な食事を心がけるそれだけです。

アメリカでは痩せる食事をリアルフードと呼ぶ

アメリカでは痩せる食事をリアルフード、太る食事をフェイクフードと呼びます。リアルフードは出来る限り加工されていない食事、フェイクフードは極限まで加工された食事です。リアルフードを食べればお腹が空く事も少なく痩せ始め、フェイクフードを食べてもお腹が直ぐに減るからまた直ぐに食べるの悪循環に入ります。

加工食品の量を減らせば減らすほどにお腹は空かなくなる

ポテトチップスを一袋食べたところでお腹は直ぐに空きます。これはポテトチップスが加工食品だからです。鮮度が低いのです。ところが林檎を一つ食べますとなかなかお腹は空きません。これは林檎が加工食品ではなく鮮度が高いからです。実はカロリーや栄養素ではなく加工してあるか否かで判断すれば食事の量は一気に減らすことが出来るのです。無理に食事を減らして筋肉を落とすのではなくしっかり食べて痩せる方法をお勧めします。

アメリカでは資産家は痩せていて貧困層が太っている

アメリカでは資産家お金持ちが痩せていてそうでない方々が太っている傾向が強いです。それはお金がある方とそうでない方の食事内容が全く違うからです。ファーストフードは加工食品が多くこれは太りやすくなります。野菜や果物といったリアルフードは高価ですのでお金持ちが摂取量が多くなり結果痩せていきます。

まとめ

食事制限は本当に気をつけなくてはならないのは人間の身体はいきなり食事量を制限すると身体は「飢餓」が来たと勘違いしてしまい逆に体脂肪を増やすという仕組みがあるからです。そして身体は筋肉を落とすことで逆に生き延びようとします、筋肉はカロリー消費が大きいため飢餓の状態では邪魔になるからです。とにかく無理な食事制限だけは気をつけてください、筋肉が落ちてしまい変形性膝関節症を悪化させる原因になります。

当院の施術

肥満だから変形性膝関節症が治らないと言われ真剣に減量を決意、結果筋肉が落ちてしまい膝痛がかえって悪化するというのは事実です。変形性膝関節症は膝関節が歪んで変形して起こります。この変形、ゆがみは筋肉が主原因で起こります。ですから筋肉の状態の悪化は全て悪影響を及ぼすのです。筋肉の状態とは全ての筋肉がしっかり伸びて縮む状態が理想です。この筋肉の一部が固まってしまったり、逆に弛緩しすぎてしまったり、過度に緊張していたり、筋力不足になってしまって膝関節は歪み変形します。当院では変形性膝関節症を生み出す筋肉の異常(硬直、固まり、癒着、弛緩、やせ細り)を施術で一つ一つ解消していきます。筋肉を正常にしていくことで膝関節の歪み変形を是正し関節内の軟骨、半月板の磨耗を防ぎます。磨耗や損傷がなくなりますと自然と痛みが解消していきます。

最後に 

変形性膝関節症と筋肉は密接に繋がっています。筋力不足は確実に変形性膝関節症を悪化させます。田舎や地方に行きますと脚が極端に歪んでいるにも関わらず普通に生活している人が沢山います。これは筋力が強い方々がたとえ脚が歪んでいても痛みにまで発展させないように支えられているからです。都会なのどで筋力不足の方はが簡単に膝痛になってしまうのはそのためです。痩せるために筋力までを落としてしまいますと確実に変形性関節症は進行します。筋力を落とさないように痩せる、そして身体や膝関節を歪ませる筋肉の異常を解消していくことが大切です。


肥満(ひまん、: obesity)とは、一般的に、正常な状態に比べて体重が多い状況、あるいは体脂肪が過剰に蓄積した状況を言う。体重や体脂肪の増加に伴った症状の有無は問わない。体質性のものと症候性のものに分類できるが、後者を特に肥満症と呼ぶこともある。対義語は、羸痩(るいそう)である。主にヒトを含めた哺乳類で使われることが多い。以下ではヒトにおける肥満について論じる。ヒト以外の肥満については、ペットの肥満英語版)などを参照のこと。中年太り(ちゅうねんぶとり)は肥満の1種である。