膝を取り巻く筋肉は70歳で成人時の40パーセント

肘に比べ膝に問題を抱える高齢者が多いのは「膝の筋肉の減退」にある

身体の歪み、足の歪みは如実に歩き方に影響を与えます。多くの高齢者が後姿で年齢を重ねているのが分かってしまうのは歩き方が変わってしまうからです。歩き方が確実に年をとった歩き方になっています。つまり正しく脚の筋肉を使えない身体になっているのです。そのため膝は70歳で成人時の40パーセント近くしか力が入らない状態になってしまいます。ゆえに多くの問題を抱えるのが肘ではなく膝であるというのも納得できます。

「脚」は筋力が落ちやすく「腕」は落ちにくいというわけではない

人間の筋肉は必要性があれば落ちないようになっています。そうしますと脚の筋肉が落ちてしまうのは動いていないからではなく正しく歩けていないから筋肉を使えない身体になっていると考えた方が整合性がとれます。必要性があるのに筋力が落ちることがないということは使えない身体になっているからです。

「メンテナンス」すれば筋肉は一切落ちない

正しく歩ける身体、正しく立てる身体、正しく座れる身体であれば筋肉は落ちません。メンテナンスを一切しないことで中心に軸を失い、外側に軸を作って間違った身体の使い方をすることによって身体は筋肉を落としていきます。筋肉を強張らせ、硬直した状態で全身を使った歩行ができるはずがなくこれが筋力減退の大きな要因です。

  成人時の40パーセントの筋力に落ちた場合の問題点
関節を支える筋肉が不足することで関節が磨耗し始める⇒膝痛
あらゆる関節で磨耗が起きるため膝痛を改善しても腰痛に変わる場合もある
筋肉をつける感覚を理解できないとエクササイズをしてもなかなか結果が出ない
筋力の低下はそのまま気力の低下に繋がる危険性がある

まとめ

変形性膝関節症の3大条件が「50代、女性、肥満」です。50代、女性の特徴は筋力が少ないということ、3大条件の2つは筋肉の問題です。つまり変形性膝関節症は筋肉の状態次第ということになるのです。筋肉を正しい状態に導けば変形性膝関節症は難しくありません、ですが筋肉を放置する、何もメンテナンスしない、何も運動しないでは状況は難しくなります。とはいえ多くの場合は筋トレやトレーニングよりも筋肉の過度な緊張を取り去るだけで膝痛は解消していきます。当院では変形性膝関節症の主原因である筋肉の異常を施術で解消していきます。筋肉の筋力不足を作り出す過度な緊張、癒着、硬直を取り除くことで正しく立てるようになっていきます。正しく立てるようになりますと正しい筋肉が発達します。正しい筋肉が育っていきますと膝関節の変形が解消され痛みが消えます。変形性膝関節症にとって筋力不足は大きな影響を与えます、ただしそれはただ筋肉が減ったというような単純な話ではなく筋肉を使いにくい身体になってしまったというほうが私にとってはしっくりきます。先ずは正しく身体を使える身体に導きその上で筋肉をつけるとより効果がでるはずです。

当院の施術について 

年齢を重ねると確実に減るのが筋肉です。筋肉が減っていきますと身体は歪み始めます。それは弱った筋肉では身体を十分に支えきれないからです。弱った筋肉は身体を支えることが出来ず膝関節も歪んでいきます。ここで正しく鍛えることができ膝関節のゆがみを改善できればいいのですが多くの場合正しい筋トレが分からないので途方に暮れて諦めます。当院では先ずは筋力不足を解消する前段階として筋肉の異常部位を解消していきます。筋肉の異常部位とは筋肉が疲弊し疲労物質を溜め込み硬直してしまった部位です。これらの筋肉に施術で刺激を加えていくことで筋バランスを整えていきます。筋肉は機能がバネと似ており疲労を溜め込むとおかしな伸展をし始めるのです。こうして身体は徐々に歪んでいくわけです、この負のスパイラルを施術で解消します。一つ一つの筋肉の異常を施術で解消していきます、結果脚のゆがみや、膝関節のゆがみは改善されていき痛みも軽減していきます。この段階で正しい筋トレやストレッチを行いますと効果はてきめんです。