「水泳」はもっとも効率的に筋肉を鍛えることができる最強の膝痛対策

浮力の力で全関節がスムーズに動く  

水泳というスポーツ、東京では各駅にスポーツジムが建ち並ぶほど水泳ができる場所が多くなってきています。水泳は実はあらゆるスポーツの中でもっとも効率的に筋肉を鍛えることができるスポーツです。浮力が働き重力の制限が取っ払われているので各関節を自由自在に動かすことができます。それに伴い全身の筋肉を一気に鍛えることが可能なのです。

  水泳 ウォーキング ジョギング
消費カロリー 1200 300 550

実は重力の影響で可動域が制限されている

実は我々人間は重力の影響で可動域が狭くなっています。というのもどのような動作をするにも体重が関節に乗っているため常に重りを持って運動しているような状態なわけです。これはこれで各関節が鍛えられメリットはあるのですが同時に体重が乗っているがゆえに鍛えられていない筋肉もあるわけです。この普段鍛えることができない筋肉を鍛えることができるのが水泳になります。膝関節を支持する骨格支持筋は重たい物を持って鍛えるよりも水泳のように伸ばす動きの中で鍛えられていきます。

上半身が主に鍛えられるが上半身には体幹が存在し膝痛の特効筋に 

水泳といえば逆三角形、上半身を格好良く鍛えることができます。クロールにせよ背泳ぎにせよ上半身を大きく使えます。上半身を鍛えても膝痛にはあまり効果がないのでは?と思う方もいるかと思いますが上半身こそ膝痛の方は鍛えた方がいのです。体幹が上半身にはあるからです。体幹の欠落こそ膝痛に大きく影響を与えています。

水泳の隠れたメリット、体幹作り

水泳には隠れたメリットがありそれは体幹を鍛えることができるということです。普通のスポーツで素人が体幹を鍛えることは至難の技です。というのも体幹は通常意識しないと鍛えることができません、そこでピラティスなど体幹強化専用ストレッチがあるのです。ですが水泳ではこの体幹トレーニングを意識しないでも達成できます。普通に水中に浮いていたり、泳ぐだけで体幹に力が入り鍛えることができます。腕や脚が浮力で浮くことで体幹に力を入れる余裕が生まれるからです。体幹は鍛えれば鍛えるほどに腕や脚の筋肉の負担が軽減されていきます。

膝の痛みを一旦忘れて毎日5分間泳いでみる

膝痛の方、変形性膝関節症と診断されてしまった方は膝痛のことを一旦忘れて1日5分間水泳をやってみることをお勧めします。日に日に筋肉が全身に付くだけでなく筋肉も柔らかくなっていきます。身体を壊さない筋肉が出来上がっていきます。膝の問題で悩む方には是非お勧めします。

水中で身体を一直線に伸ばすだけで骨格支持筋が鍛えられる

実はプールの中ではがむしゃらに泳ぐ必要は全くありません。身体を一直線に伸ばすだけでも十分に効果があります。通常の状態では身体を真っ直ぐのばしているつもりでも重力の関係で伸びていません。ところが水中であれば重力がない分各関節、筋肉が限界まで伸びることにより全身の骨格支持筋が普段以上に伸びるのです。結果伸ばすという筋トレが行われ鍛えられます。膝関節を守る筋肉も鍛えられ膝痛の緩和に繋がります。

まとめ

水泳は全スポーツの中でもっとも消費カロリーが多いのは有名な話です。浮力という大きな力が働くことで関節が自由になり大きな動きを出来るわけです。さらに身体の中から発せられる熱がその場で水によって冷やされて体温の上昇が避けられ安定的に動くことができます。車でいう冷却水の役割を担っています。水泳は全身の筋肉が一気に付きますから膝痛の方は是非試してみてください。身体を支える筋肉が再強化されて膝痛が緩和される可能性大です。

追記

水泳をしたから身体を壊した、水泳をしたから膝を痛めた、水泳をしたら肩こりになったなどという話を聞いたことがある人は少ないはずです。というのも水泳は速筋よりも遅筋、アウターマッスルよりもインナーマッスル、骨格支持筋を鍛えることが出来るスポーツなので鍛えすぎて身体を壊すということはないのです。水泳をすると身体が壊れなくなっていきます。