歩くときに膝には体重の5倍の力がかかってしまうメカニズム

膝にはなぜそれほどの力がかかってしまうのか?

人間は足を片方ずつしか移動することはできません。バッタやカンガルーのように両足を揃えて歩くという動作はできません。必ず交互に脚を前後させて歩きます、ということで歩行時には片方の足に全体重が乗るのでそれだけで負荷がかかっています。この片足立ち時の脚への負荷は体重の5倍、さらに階段を下りる際は体重の8倍の負荷がかかるといわれています。5倍、8倍もの負荷が膝にかかる理由は梃子の原理で説明がつきます、体重60キロの方が歩く際になぜ60キロを感じないで歩けるのか?体重100キロの方が歩く際に100キロを感じている人はいないと思います。それはなぜか?膝が梃子の原理になって歩けるようになっているからです。梃子の原理の支点の役割を膝が担ってくれているから50キロ、60キロの体重の方がその体重を感じなくて済んでいます。逆にいえば支点である膝関節にはとてつもない負荷がかかります。これが膝に体重の5倍から8倍の負荷がかかってしまうメカニズムです。

逆に言えば体重を5キロ落とせば膝への負荷は25キロから40キロも減る

体重の5倍から8倍の負荷が膝にはかかるということは体重を5キロ落とせば25キロから40キロ分膝への負荷は減ることになります。さらに身体が歪んでいればいるほど体重を上手く分散できないために、身体の歪みを解消できればこの膝への負荷を一気に落とすことができるのです。体重や歪みの改善が膝関節に大きな影響を与える一つの要因がここにあります。

当院では股関節の動きを変えることで痩せやすい身体を作るとともに歪みを是正し膝への負担を軽減していく

体重を落とすことがいかに膝の負担を軽減するかは述べましたが、事実体重を減らすことは容易ではありません。ということで当院では股関節周辺の筋肉の緊張を施術で取り除き可動域を広げて自然と体重が落ちる身体にしていきます。さらに股関節、骨盤を取り巻く筋肉の緊張を取り除くことで歪みを是正し膝に大きな負担が起き難い身体つくりを目指します。