「股関節」⇒「膝関節」⇒「足関節」の動きの流れを作る

足の問題は「股関節」という足の大元を変えれば多くは解決する

脚という部位を考察すると股関節は間違いなく足の基本、出発点、大元になります。この股関節の動きにトラブルがあればその先にある膝関節、足関節にトラブルが生まれるのは当然のことです。股関節が足の中ではもっとも大きな部位であり、それをサポートするような形で膝関節、足関節が存在します。サポートする関節もある程度の期間や程度であれば股関節の不具合を補うことができますがこれが閾値を越えると膝関節や足関節に異変が起こります。

「股関節」⇒「膝関節」⇒「足関節」の流れを作る

大きな関節がしっかり動けば小さな関節はその補助の役割を担うだけで済みますが股関節という大きな関節が動かなければ膝関節と足関節という小さな関節二つで必死になって歩かなくてはならなくなります。やがて足は歪み、膝関節、足関節は壊れ始めます。初動時にしっかりと大きな関節である股間節から動かすことができるか否かは最重要事項です。逆に言えば股間節という大きな関節が主導権を握って動けるようになればサブ関節である膝関節や足関節は小さな役割に徹し続けることができます。

股関節 大歯車 大エンジン
膝関節 中歯車 中エンジン
足関節 小歯車 小エンジン

武道で「体幹」を重視させるのはそこがもっとも大きな筋肉だから

武道の基本では体幹、丹田から全ての技を繰り出すようにします。これは全く難しい話ではなく体幹、丹田を形成する筋肉がもっとも大きな筋肉群でありそこから技を繰り出すことが一番効率的で無駄な力を必要としないわけです。これは股間節にも言えることであり股間節の真上に体幹、丹田は乗っていますからこの一番大きな筋肉と関節がセットになってしっかりと動けば身体の末端である膝、肘、手首、足首は壊れにくくなるという至極簡単な話なのです。