「膝痛の診断名」とは「膝の壊れ方」のあれこれを命名しているだけ

膝痛に関するあらゆる診断名は膝の壊れ方の違いに名前を付けているだけ

変形性膝関節症、半月板損傷、O脚、オスクッド病などなど膝に関する病名、診断名は様々ですが大きく表現すればこれは膝が壊れていく形状の違いを名前で表現しているだけです。私が診る限り壊れ方は様々ですが壊れる原因はほぼ一緒、それは股関節の動きが悪くなり下腿の動きが悪くなり、それを補う形で膝関節が頑張って動いている、結果膝関節に疲労や歪みなどが現れ痛みになったということです。壊れ方の違いを詳細に調べるよりも原因である股関節の硬直は同じなわけですからそこを早く改善してしまったほうが早いということになります。

あらゆる症状名が付くまでの経緯
股関節が硬直する⇩
股関節の動きが抑えられその反動で膝関節の負担が増える⇩
膝関節周辺の筋肉も硬直し膝関節が歪む⇩
痛みが出るとあらゆる症状名が付けられる

水を抜いたり、ヒアルロン酸を注射したり、外から湿布を貼っている間に股関節の動きをいち早く改善する

股関節の動きが制限され動きが悪くなれば、脚の大元の動きが悪いわけでしすから膝や足首に異変が起きるのは時間の問題です。脚の大元である股関節の動きにアプローチすることなく膝関節の水抜きをしたり、ヒアルロン酸注射を打ったり、湿布をして炎症を抑える行為は対処療法にしかなりません。ということでいかなる膝痛に対しても当院では最初から股関節の動き改善を行っていきます。

対処療法が悪いわけではない、ただ根本治癒に至らないことだけを続けることは根本治癒を遠ざける

膝が現時点で痛いわけですから膝にあらゆる処置をすることは当然のことです、これ自体は何も悪くはありません。問題なのは根本原因を解消することなく対処療法だけを続けてしまう方が多いということです。とりあえず様子をみましょうが多すぎるのです、これでは膝痛は日々悪化していき最終的には手術は避けられないという状況に至ってしまします。特に高齢者の変形性膝関節症は筋力の低下も早く、酷いO脚、膝崩れなど二次的症状がすぐに発症してしまいます。