鍼灸で膝痛を解消するのが難しい理由

鍼灸は東洋医学の一つであるがなぜ膝痛を解消するのが難しいのか?

整体は按摩マッサージの一つに当たりこれは東洋医学の一つです。鍼灸は按摩マッサージとは違い、針やお灸を駆使して気の流れを整える医療です。気の流れを整える、流すのだから当然膝痛にも効果はありますがなぜ多く方が鍼灸に通っても膝痛改善において効果を感じることが難しのでしょうか。それは気の流れをいかに鍼灸で変えることができても股関節の筋膜、脂肪などの癒着を解消するまでには行かずこの部位の癒着を解消しなくてはすぐにまた気の巡りが悪くなるからと考えます。物理的な癒着を剥がすためには剥がれたという実感を感じるまで施術をする必要がありその点において鍼灸は弱いと考えます。

座りっぱなしの現代人は股関節の部分で筋肉、脂肪が固く癒着し気の流れを遮断している

精神的ストレスからくる膝痛や、食生活の偏り、寒さ暑さからくる膝痛であれば鍼灸治療でも十分に膝痛にアプローチできると思いますが座り過ぎから来る物理的癒着は鍼灸で剥がすことは難しいのが現実です。当院に来院される方々の股関節は物理的に癒着しておりゆえにそこを施術で解消しますと一気に気が流れ膝痛が解消されます。これを鍼灸の技術で行うのは難しいだろうことは簡単に分かります。

都会に住む方は運動不足ゆえに体が固まり気の流れを遮断している

全く体を動かさないでいると体は徐々に固まっていきます、この延長線で膝痛になってしまった方に対し鍼灸で体を解すのは実は効率が悪いのです。筋膜の癒着、脂肪と筋肉の癒着など物理的に経絡が閉ざされている体に関しては手技療法で直接それを剥がすことが圧倒的に効果を発揮しやすくあります。

まとめ

「鍼灸で膝痛を解消するのが難しい理由」というテーマで今回ブログを制作しました。鍼灸が膝痛に無効であるということではありません、鍼灸にこそ体が反応する体質の方は確実いるからです。陰陽五行の考え方から鍼、もしくは灸にこそ反応する体はあります。ですがこれは中国でも昔から言われてきたことは運動不足に陥りがちな都市部の人たちは筋肉へのアプローチが最も効くということです。現代は日本中がかつての都市部のような生活を送っています、要は運動不足に陥るような生活を全国民が送っています。ですから今回のテーマであるように鍼灸で体を変えるのが難しくなってきているのです。