膝のどの部位が痛むかでどの経絡(気の流れ)がつまっているかが分かる

膝の前面が痛む場合、胃経、脾経の流れが悪くなっている

膝の前面、膝蓋骨、お皿の部分に違和感を感じる場合は経絡(気の流れ)の胃経、脾経のどちらかの流れが悪くなっています。前面内側であれば脾経、前面外則であれば胃経になります。この二つの経絡は体の中では消化器系の機能を司る経絡です。膝の側面に違和感がある場合は肝経、胆経の二つのどちらかの気の流れが狂ってしまっています。膝側面の外則であれば胆経、側面の内側であれば肝経の流れが狂っている、もしくは詰まっています。この二つの経絡は体のデトックス、もしくは血の貯蔵を司ります。膝の裏側に違和感を感じる場合は膀胱経、腎経の流れが狂っています。この二つは体の水分の調整、生命力の貯蔵を司ります。

膝の前面 消化器系
膝の裏側 腎膀胱系
膝の外側、内側 肝臓、胆嚢系

先ずは股関節の気の詰まりを取り除き次いで各経絡を調整する

体全体でみますと先ずは股関節の気の詰まりを取り除くことで上半身から下半身への気の流れの遮断を取り除きます、私の感覚では8割以上の方はこの詰まり解消だけで膝痛が解消されます。それでも解消されない膝の違和感、痛みは各経絡の流れを調整することで解消します。違和感を感じる膝の部位=そこを流れる経絡の狂いですから経絡別にアプローチします。

顔色や合併症でさらに異変のある経絡を特定していく

顔色に異変があればそれでも異常のある経絡を選定していきます。黒ければ腎膀胱経、青ければ肝胆経、土色であれば脾胃経、赤ければ心小腸経。足のむくみが酷い、腎。筋肉がやせ細っている、脾胃。アレルギーや便秘がある、肺大腸。など合併症や顔色でも弱っている経絡、詰まっている経絡を見つけ出し施術で異常を取り除きます。

まとめ

【膝のどの部位が痛むかでどの経絡(気の流れ)がつまっているかが分かる】というテーマで今回ブログを制作しました。今回のテーマは少しマニアックなテーマです、東洋医学では気の流れを経絡と呼ぶのですがこの経絡にはそれぞれ関連する内臓が存在します。厳密には東洋医学での内臓と西洋の内臓は意味が異なりますが今回はそこには触れずざっくりと経絡と内臓、そしてそれに付随する膝が痛む場所についてお伝えしました。