頭寒足熱で膝痛は改善できる、本当の理由

膝痛を抱える方の多くは頭寒足熱ではない

頭寒足熱は東洋医学では理想の状態です。逆に逆上せた状態は、頭が熱く脚が冷たい状態は東洋医学では危険な状態、この状態が膝痛、変形性膝関節症などの温床になります。気は温かいところに向かって集まりますから頭脳労働や頭ばかり使っている状態では頭に向かって集まっていきます、そして結果として下半身は気が無くなっていきます。上半身は気実の状態に、下半身は気虚の状態に陥りやすくなるのです。これは頭寒足熱の状態とは真逆の状態、頭は熱く、脚は冷たい状態です。

当院では気の流れを改善して頭寒足熱を作り出し膝痛を改善する

頭寒足熱を邪魔するのは気の滞りです、では実際にはどの部位でこの気の滞りが起きているのでしょうか。私の見解では膝痛の方々の気の滞りは股関節で起きていると考えます。特に股関節外側において気の滞りが起きていてそれによって下半身に極端に気が流れなくなっていると推測します。ですから当院では股関節の気の滞りを解消することで下半身に気を張り巡らせ上半身に逆上せてしまった気を降ろし頭寒足熱を作り出します。結果として下半身が気で充実し下半身の問題を解消していきます。

背中の気の詰まりを取って頭寒足熱を促す場合もある

多くの方は股関節で気が詰まり下半身に気が流れず膝痛になりますが場合によっては背中の詰まりが下半身を気虚にしている場合もあります。その場合は背中から施術を開始して気の詰まりを取り除いていきます。下半身に流れる気の流れ、経絡の詰まりを取り除き下半身に気が集まる状態を作り出していきます。背中を施術することで具体的には膀胱経が開通し下半身にまで気が流れていきます。膀胱経は頭から始まり脚先にまで流れる経絡ですがこの経絡の流れを作り出すことで下半身に大量の気が流れていきます。頭寒足熱を達成しやすくなります。下半身に気が充実すれば膝関節周辺の筋力は確実に向上し膝の問題も解消されていきます。

まとめ

「頭寒足熱で膝痛は改善できる、本当の理由」というテーマで今回ブログを制作しました。頭寒足熱とは東洋医学的に考察すると気血水の循環が良い体の証拠になります。ですから頭寒足熱=足腰もしっかりして問題がないということになります。頭寒足熱ではない状態とは気血水の流れが滞り足腰が弱った状態を言います。この場合腰痛や膝痛に悩みやすくなるのです。