人間の体を物質として考えるか、エネルギーの循環として考えるか

西洋医学は物質として考え、東洋医学はエネルギー(気血水)として考える

西洋医学では膝痛を物質の衰え、破損、損傷として考えます。その一方で東洋医学は膝痛をエネルギーの循環不良として膝痛を考えます。もちろん東洋医学も関節軟骨の破損を無視するわけではありません。ですがその破損の原因をエネルギー、気血水の流れの悪さから来ると考えるのです。

西洋医学 東洋医学
体を物質として捉える 体をエネルギーの流れとして捉える
症状に着目 症状を起こした原因に着目
異常部位を取り除く 異常部位を修復させる
膝痛は膝関節の問題 膝痛は気血水停滞の問題

西洋医学は現象に注目し、東洋医学は現象を引き起こしたメカニズムに着目する

西洋医学は膝痛を引き起こす現象を詳細に分析し軟骨成分、関節液成分にまでアプローチして解消していこうとしますが東洋医学は臓器との関係、全体としての機能との関係などもう少し抽象的に体をみて解決に向かいます。西洋医学の限界点は目に見えるもの、顕微鏡やMRIで映るもので理論を構築しようとしますが人間の体はもっと深遠で目に見える現象だけでは解決できないぐらい奥深いのです。東洋医学ではどの自然治癒力(五行)が衰えて膝が痛くなったのかを仮説を立てながら検証していきます。

抽象的に体を捉え共通項から確信を得ていく

膀胱経の詰まりが膝痛を引き起こしていると仮説を立てたならば、頻尿かどうか、顔色が黒いかどうか、耳が聞こえにくいかどうか、息を吸うのが苦しいかどうかなどそこから共通項を確認してその理論が確かかを見定めていきます。一歩引いて人間の体をみて全体のエネルギーの流れにおいてどの流れが詰まっているかで膝痛を解明していきます。仮にその仮説が間違っていたとしても副作用はなくただ単純に気血水の流れが良くなり全体としては健康になっていきます。

まとめ

「人間の体を物質として考えるか、エネルギーの循環として考えるか」というテーマで今回ブログを制作しました。膝痛改善において人間の体を物質として捉えるのが西洋医学の考え方です、膝が痛いのはこの部位が神経に触れているからであるからこの原因を排除して痛みを無くそう、、これが西洋医学の基本的な膝痛改善の考え方です。ところが東洋医学では人間の体をエネルギーの循環として考えます、すると膝に痛みがあるということはどの流れが悪くなっているのかで考えます。そしてその流れの改善を行うのが東洋医学です。当院ではこの東洋医学的な全体主義で体を捉え歪みを解消し筋力を強化することで膝の痛みを改善していきます。